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眠りから始まる鉄道の旅  作者: 曇空 鈍縒
3/3

3話


「う~ん」


電車が駅に停車した。


後者を促す柔らかな音色のアナウンスが流れる。


読み上げられた駅の名前は、僕の知る駅じゃない。


寝過ごしたんだ。


さっきまでのことは「ただの夢?」


僕は、妙に濡れた感じがする自分の服の袖を見た。うっすらと、青いインクが付いている。慌てて落とそうとしたかのような、淡い色合いだ。


僕は青いインクのペンを持っていない。さっきのことは、本当にあったのか?


服装は、元に戻っていた。僕は、これ以上目的地から離れないように、慌てて列車を下りた。


駅の地図を見ると、すでに、だいぶ遠くまできている。


「いつの間に、旅してたんだ」


僕は、そう呟いて、星が瞬く空を見上げた。


公衆電話探すか。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 悪夢めいているけれども、自分にどうにか都合よく展開させることが可能なところが、じつに現実に見る浅い眠りの夢っぽい。 ぼくの見る夢の要素がとても少ないのも、他人のイメージの面白さがあって良い…
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