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水の中から生まれた。

作者: 小波

プール、8月、夏休み明け


お腹を上にしてぷかり。


水の中は気持ちいい。ずっとこうしていたいのは

水の中から生まれたからか。



でも、そこは停滞。ずっと同じ体制ではいられない。


魚のように泳ぎたい。飛行機に乗って空を見下ろす。

歩いて歩いてどこへ着きたい。


私の辿り着きたい場所はまだそんざいしていない。


私はそこへ住みたいの。ああ家を探しているんだね。


飛行機に乗って空を飛び、魚になって海を泳ぐ。


マックを食べておもちゃを開ける。


ねえ、ほら退屈でなどいられない。


プラスチック製の袋を爪に力を加えて千切る。


私にはママという果てしない頼まれごとと細やかな世話と指導と眠るまで忙しい。


それで、プールに浮かぶのだ。力を抜けば水の音の中わたしはひとりだ。


いつまでもこうしていたい。


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