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始まりはやっぱりテンプレ

何時もの様に見切り発車です

タグやあらすじは追々追加していく予定です

『――知らない天井だ……』

一度は言ってみたかった()の台詞、やっと使えましたー!って、天井見えないんですけど。

ひょっとして()れは天蓋(てんがい)なのでしょうかね。


 え、此処(ここ)何処(どこ)!私は誰っ!?

天蓋(てんがい)付き?のふかふかの大きなベッドから身体を起こして辺りを見回してみました。

……うん、やっぱり見覚えはないです。


 もしかして私、異世界転生しちゃったの?

何番煎じだよ、出涸(でが)らしで色も出ないお茶なんて不味くて飲めないよね?

なーんて熟々(つらつら)と考えていたら大きくて重そうな扉がノックされました。

「はぁい、どうぞぉ?」

あっ返事しちゃった、だってノックされたら反射で返事しちゃうよね。


 私の返事の後、扉が開いて入ってきたメイドさん風の女性は『すんっ』と効果音が付きそうな顔ですねェ。 これはラノベでちょっと前に流行った『チベスナ顔』ってヤツですね?

「おはようございます王女殿下。 殿下はひょっとして転生者様でいらっしゃいますか?」


 あ、私って王女様なのね……って言うかやっぱり転生したのか~!?

よく判らないけど取り敢えず質問には答えなくっちゃね、礼儀は大切です。

「えっと、『転生者様』かどうかは判らないのですが『王女殿下』と呼ばれる覚えはございません」

て言うか、死んだ覚えもないんですけどね。


 私の返答にメイドさん風の女性は一瞬だけ右眉をついっと上げて、直ぐに元の無表情に戻りました。

ほほう、表情に出さないとはプロですね。

「左様でございますか、上の者に相談して参りますので少しお待ちいただけますか?  直ぐに代わりの者は参りますが、御手洗い等は奥の右手にございますのでお楽になさってお待ちください」


 優雅に一礼して出ていった女性を見送った私は取り敢えずトイレに行くことにしました。

……トイレってこんなに広い物なの?しかも最新式の温水洗浄便座ですし!?

温水洗浄便座って日本の物だよね?先程の女性も室内も中世欧州(ヨーロッパ)風なのに温水洗浄便座って、まさか此処は乙女ゲームかラノベの世界?


 トイレを済ませてソファーに腰掛けていたら、扉がノックされました。

「はぁい、今行きまーす」

そう答えて立ち上がると同時に扉が開いて、先程の女性より若い二十歳前後の女性がワゴンを押して入ってきました。

「お待たせして申し訳ない事でございます。 間も無く王妃様がお見えになりますので、それまで紅茶をお召し上がりください」


 私の座っているソファーセットのテーブルに手際よく紅茶が用意され、とても良い香りがします。

喉は渇いているので、いただきましょうかしらね。

――うん、とても美味しいです。 水色(すいしょく)も美しくスッキリした味わいで……

「フランツィスカちゃんが転生者ですって!!?」


 大きな声と共に扉が突然開け放たれて、美しい女性がドレスの裾を両手で持ち上げ私に向かって駆け寄って来ます。


 ――紅茶を吹き出さなかった私を誰か誉めてください……――



 

§∞§∞§∞ 名前の意味 ∞§∞§∞§


フランツィスカ:『自由』

男性名だとフランツです

 

先に連載中の駄作もエタらない様に書いていきます

此方の話は出来る限り毎日投稿したいと思いますが、先に連載中の話を終わらせる事を優先する事もあります

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