第4話 封印された心
来てくだりありがとうございます!
すみません、また期間が空いてしまいまして。
申し訳ございません。プライベートが、忙しく、
帰り道や、夜中にしか書けませんでした。
ですが結構、考えて書きましたので、しっくりくればいいなと思っております。
よろしくお願いします!
東悠一(24)
オーラ名 サファイア・オーラ
近接タイプのオーラで、オーラを分離することが出来ない、高威力のオーラ、周りの気温関係なく氷の物質を作る能力で、それを伝ってオーラを伸ばすことが可能、温度は絶対零度まで下げることかできるが、人民的被害が出ると考え、そこまでの温度は出さないようにしている。
惠梨日(24)
悠一の彼女、
悠一のことをとても思っており、とても明るく、優しすぎる女性だ、だが、おっとりしているところがあるため、隙だらけだ、だが、一途なため絶対に気持ちは揺るがないと、悠一も確信している。
高根 仁徳(30)
突然現れた、悠一への依頼者、
彼の依頼が、今後の悠一の人生を大きく
揺るがすことになる。
「ははっ、トレンド一位、、フェデラーかよ!オレの勇士が2位って、負けたからな、ちくしょう、ムショから出てきたらゼッテェコロス。」
「あ!あの!」
痩せほった男性に突然声をかけられる!
「ん、あ?なんですか?」
その男性は、ご飯を食べていないと、思われるし、とても路地裏のゴミの匂いに似てる
「その、探しているんです。弟を、8年前の犯人を追って、行方が分からなくて、」
事件を、追ってるみたいだ
「8年前の、まさか、あんたはあの酷い事件から、命が助かったかたですか!!??」
「えぇ、こんなこと、言うのおかしいですが、あなたの背中は、弟と同じような雰囲気を漂わせていたんです。そして、あなたは裏の人間、裏社会の人ですよね、?あれから、弟がどうなったか、分かりませんか!?」
悠一は、この内容に着いて知っている。
動揺した目を見られる。
「あぁ、こんなところでよ話すのはやめにしようぜ、俺ん所の事務所に移動するぞ。」
悠一達は、悠一の経営する。一見しては、町外れにある、よくある小さな建造物だ、
夜11時、1月9日、事務所にて、
悠スポーツ株式会社
「とりあえず、シャワー浴びてくれ、その間にご飯を用意しておく。」
悠一は、依頼者にバスタオルを、渡し、
浴室まで案内した。
「あ、ありがとう、ございます。そんな、ご飯まで本当に、あなたに会えてよかった。」
そう言って浴室のドアを締めて、シャワーを浴び始めた、
「とりあえず、簡単な、豚焼きそばでも作るか、
飲み物は、野菜ジュースだな、」
悠一は、冷蔵庫から、一式取りだし、
コンロに火をつけ始める、
10分後、
「すみません、念入りに洗わせていただきました。」
依頼者は、自分の臭さを自覚していた。
「おう、冷めないうちに召し上がってくれ。」
低い木製のテーブルに、フライパンのまま置かれた豚焼きそばの横に、透明の300mlのガラス製のコップにオレンジ色のジュース。
依頼者は、悠一の作った料理を、とても勢い良く食べた。喉につまらせながらも、野菜ジュースで、
「おうおう、依頼する前に死ぬなよぉ?」
悠一は、笑みを浮かべて言う。
「あっという間に食べてしまいました。美味しかったです。必ずお返しします。」
「いいんだ、お礼なんて欲しくてやってる訳じゃねぇ、それより、聞かせてくれ。弟の話を、アンタの話を」
悠一は、真剣な表情で、問う
その問いに対して、俯き出した。
「俺たちは、とっても仲の良い兄弟でした。あの時までは、」
8年前、
1月18日、
ハッピバースデートゥーユー。
ディア、一望
ハッピバースデートゥーユー。
フゥ、
「おめでとう!いぇーい!」
「ありがとう!早く食べよ!!」
一望は、フォークを片手に、母が斬るケーキを見ながら、
微笑ましく待つ、こう見えて、高校生だ、
依頼者の弟 高根 一望 当時(16)
依頼者 高根 仁徳(21)
依頼者の母 座現 由希
「クリームが美味すぎる!!甘すぎず、持たれない!最高に美味しいよ!!」
一望は、3等分にされたうちの大きなところをスプーンで上部をすくい取り、食べ、満面の笑みだ、これには、兄と、母は満足していた。
そうして、楽しい食事は過ぎていた。
「カズ、はい!これ、誕プレだよ」
兄が、四角い何かが入った手提げを渡した。
「おぉ!ありがとう!」
一望は、箱を取りだした、有名ブランドのスポーツ靴のロゴが書かれた、箱を見て、喜んで勢いよく開けた!
「こ!これは!登山用、スポーツ用の靴!トレッキングシューズじゃん!真っ黒のデザインで!丈夫で、カッコよすぎる!ありがとう!お兄ちゃん!」
「よかったよかった、カズはよく動くからな、部活もそうだし、普段からね、お母さんと合わせてだから、良い奴買ったよ~!」
兄は、弟の履いてきた歴代のボロボロにしてきた靴を、思い浮かべながら言った。
「お母さん!お兄ちゃん!ありがとうー!靴紐合わせる!」
一望は、玄関まで持っていき、靴紐を調節している!
「喜んでもらえてよかった、」
兄はほっとしていた。
「そうだね、よかったよかった!」
母も、喜んでいた。靴紐の調節を終えた一望は、リビングに戻った。
「本当にありがとう、これからも、今歳も、よろしくお願いします。産んでくれてありがとう。みんなのおかげで、とっても毎日幸せだよ!!辛いこともあるけど、みんなが支え合って生きていれば、どんなことも越えられると思ってる!」
一望は、頭を下げて言った。
「こちらこそ、生まれてきてくれてありがとう。君たちは、本当に、お母さんの、宝物だよ……。」
母も、言われた言葉が嬉しかった、そう、この家族は、母子家庭だ、礼を言い合った家族は、そのまま各々の、行動を取る。そして、
12時前。
「みんな本当に今日はありがとうね!おやすみなさい!」
一望が、この日の最後の礼を言い、自室に戻る前に!!
パリーン!とガラスがわれた!
「なっ!!」
この音に瞬時動いたのは!母だった!
「あ、お前は!逃走中の、犯人じゃねぇか!!」
一望は、人の顔を覚えるのが得意だ、瞬時に判断できたが、
すると、黒ずくめの男が言う。
「お前らの、楽しそうな光景は、窓からしっかり見えていた。夜くらいはカーテン閉めた方がいいのになぁ、そうすりゃあ、俺に殺されずに済んだのになぁ!」
一望に、向かってナイフを前に持っていって、突っ込んでいた!そのスピードは!人とは思えないスピードだ!!
しかしそれは、一望に、届かなかった、
ビビって目を開けるも、信じ難い光景があった、
「そ、そんな。…………………。は?」
兄は、その光景に、何も言えなかった、しかし、
「…………。なんで庇ってんだよ、兄貴……。母さん運んで病院にいけ、じゃねぇと殺すよ、」
兄に向けた、一望の顔は、能面の顔が張り付いているかのように、表情がなかった。
「ははっ、やべーぇな、この家族、普通なら、いや、俺が殺してきた家族らは、その場で泣き崩れて、皆俺に刺されてご臨終だったのになああぁ!!……なっ!!」
犯人が、高々と話していると!目の前に拳が飛んできていた!!
「ぐっ!!」
犯人は!そのまま顔面を殴り抜けられて、尻もちを着いた!
「ほら、ビビってないで、早く母さんを助けてやってくれ、ここは、犯人を懲らしめておく、殺さない程度にな、」
この時の、依頼者の記憶が、消えていた。
最後に見た姿は、包丁を持っていた、弟の姿、そして、
「殺さない程度にな、」という、最後の殺意を超えた言葉
現在、悠スボーツにて、
「弟のおかげで、母は助かりましたが、私たちの精神はボロボロに崩れ去ってました。そして、テレビでも報道されたように、犯人は、傷だらけな状態で捕まってます。一望について、何か知ってないですか?」
依頼者は、涙を溢れさせながら、話していた。
「あぁ、すまねぇが、裏の人間だが、弟に関して詳しい情報は、持ってない、だが、!生存の報告は、2年前に聞いてる。」
なんと、悠一は!一望の生存を知っている!
「な、やはり、弟が生きてる感じは間違えてなかった。感じるです、たまに……。どう言った経緯できけたんですか?」
「それは、俺が殺し屋になると同時に、路地裏で調査してる時に、半端者の会話で聞いた。その場所だが、出所した、行き場を無くした元囚人たちがよく集まる場所だ、」
悠一が、行う調査とは、殺しの依頼を請け負うため、路地裏で執念を抱えた者を探す行動だ。そういった人は、悠一の不良時代の目で見ればわかるらしい。
「な、まさか、そこにカズは、いるのか、そこにたまに現れる、待ってください、話の辻褄と、推測が合いました。」
すると当然、依頼者の仁徳は、閃いた、そのまま話を続ける。
「あと六日後、つまり、1月15日、これは、犯人の馬路出所の日、だがこの日に悠一さんの、元囚人たちの集まりに行くには、時間がかかるはず。」
「ちょっとまった、、なぜその犯人が俺の言った場所に、行くことになってんだ??」
悠一は、疑問をぶつけた。
「はい、、それは、面会に行ってみたんです。あいつは、人間じゃないんです。」
面会の日
「囚人番号、127でてこい。面会だぞ、」
看守が囚人番号が書かれるドアをノックしながら言った。
「はいはいー、」
ドアを開け、手錠をかけられる。
「誰なんですかぁ??」
「お前が犯行を行った、家族の人だ、」
「だるぃ。」
そして、目的の面会室に到着する。
「お忙しい中来てくれてありがとうなぁ、仁徳さんよぉ?なんのようだ俺のさぁ。?」
127は、面倒くさそうにとう。
「あの日、弟はどうしたんだ、」
その事を言った途端、127は、顔を青ざめさせて言った。
体が震えているのがわかるレベルだ、
「あぁ、あいつは、凶暴だぁ、悪魔だァ、俺は実はな、オーラが使えるんだよ、オーラって、分かるかもだろうが、実物は纏ってるあいだは包丁だろうがなんだろうが、何でも通さないはずなんだよ、それがあいつ、オーラを貫通して、俺の体をめったざしにしてきたんだよぉああああっ!」
この言動に、仁徳さんは、驚いている。
「そしてぇ、最後に俺にこう言い放ったんだ、」
「ずっと、ずっと、ちゃんとした理由で、人を痛めつけたかったんだよねぇ、ありがとうな、もう、家族には顔向けできねぇよ、あんたは、ムショにこれから行って、何年後かに、俺の家族に会うだろう。その時に伝えてくれ。」
「もう、偽った自分じゃいられない、近寄っても死ぬよ
裏の世界で生きるから、母さんを頼むと、」
この言葉、伝言を伝えられて、兄はその場で泣いた。
「くっ、くそ!一望、どうして、」
「あと、俺も俺なりにお前の弟を確実に殺る、俺は、この世に未練はないんだ、出所後ある場所に行く。俺は元々裏の人間で、そういう場所には詳しいからよ、首、突っ込むなよ、命落とすぜ、」
そういい、127は、面会室を去った
仁徳は、そう言い残し、牢屋に戻る127を見送った。
そして、現在
「なるほど、そういうことか、ならばそこに行く可能性は高い、その決着をつけるために、一望さんが、そこにたどり着くことを推測しているのか。オーラを持ってるということは、何かしら自分の能力を知ってるはずだ、」
悠一が目付きを鋭くして言う。
「な、どう言うことなんですか?」
「123、12月3日、この日は、8年前に暗闇になったはずの世界だ、それと同時に、選ばれた人間は、何かしらの能力を持っている。オーラを具現化して纏える人達がいるんだ、俺もその1人、氷を作る能力だが、絶対零度まで下げられるぜ。
発現当初は、みんな自分の能力を理解してないはずなんだ。」
「つまり、犯行時は纏えることしか出来なかったけど、牢屋に入ってる時に、能力を理解したとかなんですかね!?」
仁徳は、頭が良く推測が長けている
「あぁ、ビンゴだ、その能力の得体がしれない。早急に対処する。とりあえず、家まで送るぜ」
悠一は、黒いジャケットを羽織り、
住所まで、車で送った。
「すみません、ここまで送って貰って、助かります。」
仁徳は、ペコペコと頭を下げながら、お礼を言った。
「あぁ、いいってことよ、何かあったら、この電話番号にかけてくれ、少しの違和感でもいい。」
悠一は、自分の個人の電話番号の髪を渡した。
「ありがとうございます。お気をつけて、」
「おう、」
悠一は、彼を背中にして、帰って行った。
「なぁ、誰か見てんだろ、だれだ?」
悠一は、尾行されてる気配を感じていた。
「ま、さ、か、ね、き、み、が、」
そう言うと、グレー長袖のシャツ黒いフード付きのコートで黒い長ズボンを履いた少しクセっ毛の黒髪ショートの男が悠一に、目で追えないスピードで、ナイフを心臓に目掛けて、刺してきた!
「ぐああふっ…………。(な、何が起きた、、、。オーラを纏う瞬間さえもない間にこの俺が心臓を刺されるなんて……。)」
悠一は、全身の力が入らず、痙攣を起こしながら、壁に背中をつけて、荒い息を立てていた。
「東悠一、君は噂に聞いているよ。喧嘩が強いじゃ、この程度だよ、違和感を感じても、的確な殺気を感じないとね、じゃあね、永遠にさようなら。」
そう言って男は音もなく一瞬で姿を消し去っていった、
「はぁはぁ、くっ、(注射器を、、、。)」
悠一は、朦朧とした意識の中でユイに貰った即効性の注射器を探した。そして、
「ふっ!(あ、、あぶねぇ。これで、とりあえず寝るか、誰かかが拾ってくれる。)」
悠一は、間一髪で、ユイから貰った注射器を傷口付近に、注入し、薬の副作用で眠りについた。
1月10日
「悠一!?目が覚めたね!?」
悠一が目を覚ますと、そこは病院だった。
「ゆーちゃん!よかった……。。」
「あ、かぁちゃん、そして、惠梨日、すっ、すまねぇ、心配かけてしまって。ね、寝てただけだよ!」
悠一の母と、彼女の惠梨日がお見舞いに来ていた。
「何言ってるのよ!通報された時は、心臓から血が流れてると言われてたのよ!!成人式で、ボコボコにされて、そのあ後にそんな報告聞いたら……。グスッ……。うっ、ううっ、」
惠梨日が、泣きながら悠一の胸に顔をうずめる、その頭に悠一は手を添える。
「彼女を心配させて、馬鹿野郎ねー、まぁ、私は悠ちゃんが戻ってくるって信じてたから、当然だと、分かってたわ、」
悠一は、そう言う母の目は、涙を流しきったあとだと分かり、俯く、
「すまねぇ、俺は、やらなきゃならねぇことがある。今すぐにもでも、傷は隠者隊の方がくれた注射器で完治してる。だから、心配すんなよ!」
悠一は、爽やかな笑顔を見せながら言うが、
母は、頷き、病室を後にした。そして、惠梨日は、
「ねぇ……。グスッ。」
「ん?」
「もう、こんな事態にならないって、約束してくれる?」
「あぁ、俺はもう誰も、悲しませねぇ、誰も不安にもさせねぇ、あの人を必ず止めてみせる。高根 一望
狂望」
そう言って、退院手続きを行い、悠一は、外に出た。
「惠梨日、行ってくるな、」
「待って悠一、」
そう言われた悠一は、惠梨日の方を振り向き、
惠梨日から、キスをされた。
「大好きだよ、悠一」
「おっ、、へへへっ、ありがとうな、少しリラックスしてしまったよ、」
悠一はとっても、嬉しそうだ。
「行ってらっしゃい。待ってるからね終わるまで、」
「おう、」
悠一が、ある路地裏に着く頃には、空は暗がりに月が昇っていた。
「情報収集だ、狂望について、」
悠一がたどり着いた場所、それは、
浮浪者たちが集まる。地下格闘技場だこの中には、歴戦の隠者がいると踏んでいる。そいつが情報を持っているかの、確認だ。
受付のドアを開ける悠一。
「はぁーい、いらぁっしゃい」
ガタイのいい人だ、しかし全身黒い布で覆われて姿が分からない。
「今日、予約をした、悠一だ、狂望について知ってるやつと、戦いに来た。」
「おぉー、有名人じゃあん、本物ね、わかったわ、その正体がこのおれっち、黒羽 沽斗だよん、実戦だからよ、路地裏で戦ってやるよ。」
そう言いながら、長い階段をおりると、わざわざ作ったのか、建物ばかりの高さ100メートルほどの、空洞があった、しかしそれが、現実のものでは無いと、すぐにわかった。
「じゃあ、このまま、俺と勝負しようじゃないか、」
沽斗は、路地裏に入り、煙をばら撒き姿を消した。
「サファイア・オーラ、冷気を解き放つ!(空気の乱れを感じろ。)」
悠一は、オーラを全開放して、その影響で廃ビル一帯を白い氷が覆った!そして、白く輝く冷気は悠一のサファイア・オーラオーラを微量ながら帯びているため、オーラを伝って、悠一の感覚を立体的に感知することが出来る!
「くっそ、(つめてぇなぁ、この氷のオーラを纏ってるあいつは、冷たさを感じねぇのかよ!!)なめんなよ……!!」
悠一のオーラに反応が出てきた!
「オーラ・アイズ!!(視界よ遅くなれ!)オーラが示す方向は正面斜め上に!青い人影!想像エネルギーって便利だなぁ!!」
悠一は、オーラが探知した方向に向かって!
氷の針柱を!高速生成した!!
「なっ、、なんだ!この危機感は!!ぐあああっ!!??(オーラアイズしておなかったら、この攻撃で致命傷だった!!やべぇ、2年前に入ってきたばっかのペーペーのくせに。やりぃな、)」
沽斗の腕をかすめるが、支障のないほどの傷で、
強引に攻撃された方向にオーラ・ソードを生成し切り抜けるが、
「ちっ、ここじゃねぇのか、この俺の周りにある青光りの現象は?(ちっ!殺気が!!)」
青黒い光の筋が沽斗に向かって一直線に向かっているのを、目視した!沽斗は、上に脚を横に広げてジャンプするが!!
「そう避けてしまったのか、サファイア・ニードル・オーラ!」
なんと!その針は!氷針は!沽斗の!股間に向かって!目に見えぬほどのスピードで突っ込んで行った!!
「あ、、、」
沽斗は、瞬時にこの後自分の身に起きることを知ってしまい、その想像を絶する未来を脳内再生して、気絶、
「やっ、やっちまった、へへへ、まぁ、瞬時に止めて見たけど、この、技、使える。これを何本も生成すれば、死角からの攻撃と同時に、俺の正面からの殴り合いには負けねぇはずだ、」
悠一は、沽斗のできるだけの応急処置と、元の世界に連れて行って、救急車を呼んで、救急隊員に引き続きをした。
「囚人番号、127について、調べなきゃな、リミットはあと4日。それと並行して、オーラの精度を高める。」
悠一が、最初にとった行動は、
127に、刑期終了前に面会に行くことだ。
一望の計画実行まで、
あと3日。
「127、面会だ、あと3日なのに大変だなぁ、」
「あぁ、誰なんです??面会のヤツは、」
「東悠一ですよ、囚人番号、919と戦った方です。」
警官の人はニヤリと笑いながら言った。
ドアを開けて、127は、重たい足を面会室へと続く廊下に運んだ、
そして、面会室へのドアを開けると、
悠一が、パイプ椅子に座って
オーラを纏って、待っていた。
「よぉ、伝説の殺人鬼、紅羅野代楼
あんたにひとつ忠告しに来たことがある。」
「なんだよ、お前みたいなひよっこで、強くなさそうなクセに俺に忠告だと?」
127の本名は紅羅野代楼だ、
伝説の殺人鬼とは、裏の異名である。詳細は言えないが、
ただの気の狂った無差別殺人鬼ではなく、幸せを潰すのが趣味だそうだ。
「あぁ、お前が未遂の高根一家の、末っ子、狂望が、お前を殺す予定を立てていると聞いてる、お前は逃げ続け、」
ダァン!と、紅羅野は、机を叩いた、
「いいか、俺に忠告をする意味はねぇ、それは、俺も同じ目的だからだよ。次は死刑でもいい、あいつを絞める、だからお前は手を出すなよ。お前もその時は殺す!!!!!」
紅羅野は、怒り口調で、目を充血させながら言った。
「おい、ここでは騒ぐなと言ったろ!!127強制的に戻す!」
看守の人が突然、面会室のドアを勢いよく空けられ、127にスタンガンを当てられて、気絶していた。そのまま担がれ自室に戻されたそうだ。
「お前も、よく分からん言葉で煽りに来るな。さぁ帰った帰った。」
「すみませんでした。でも、あいつはこのまま殺人をするかもしれません、それだけお伝えしておきます。」
悠一は、頭を下げて、刑務所を後にした。
「ここから、修行だ、紅羅野は救いようないクズかもしれねぇが、狂望の、暗殺計画を阻止し、そして、殺しはしない、算段を立てる。」
悠一は、思考をめぐらせながら、家に帰ることにした。
1時間半後、
「ただいま、迷惑かけてしまってごめん、」
悠一は、家のドアを開けて、悠一の母に謝罪をした。
「おかえり、ゆうちゃん、いいのよ無事で帰ってきてくれて、本当に嬉しいよ、それで、話して何があったのかを、あんたが狙われた理由を、」
母は、問う、
「あぁ、母ちゃん、俺は隠者だ、弱き者を脅かす脅威こために、俺は何時だって戦ってきた。隠者になる前だってそうさ、喧嘩がつぇーのも、俺の友人が被害者のくせに、手を出さないからだ、」
母は、頷く
「すぅー、はぁ、だってよ、この世は、力がねぇヤツ、力があるやつに逆らえないことが多すぎる。特殊能力者の隠者だって現れてしまって、一向にそうなってんだよ。そんな理不尽を正すために、俺は、暗殺者になることを決意してんだ。」
悠一は、こらえた涙を浮かべながらそう言った。
「俺を刺した奴は、そんなもの関係なく、強いとか弱いとか、そんな基準なく、必要とされてないと思ってる人間を殺しまくってる。8年間、闇をさまよいながら、そんなことをやめさせて、真人間に戻したいんだ、あいつにはまだ家族がいんだよ。」
「それって、悠一、暗殺者じゃない、ただの殴り屋じゃない、やっていることは普通じゃないけど、人の道を正すための行為じゃない?暗殺者じゃない。あんたは情熱で、冷徹な殴り屋、東 悠一じゃない。あの事件では人ならざるものをやっただけでさぁ、真人間は殺してない、、暗殺者の業は背負わなくていい。
でも死んだら、うちも、そっちに行くからな。」
母は、最後の言葉で圧のある睨みをしながら、悠一を圧倒した。
「あぁ、俺はゼッテェにしなねぇし、あいつも殺さねぇ、氷漬けにして、コールドスリープしてもらうぜ、」
悠一は、拳を強く握り締め、母の威圧を跳ね返し、決意を固める。
「うん、その目を見てると、父さんを思い出すわー、あんたの父さんは、警察官で、とても正義感があってね、、、。そっくりになっちゃって、でも、あんたなら死なないと思ってるわ、あたしはそれが分かる、、、、。」
目尻を下げて、悠一に語り、頭を撫でた。
「ははっ、やめてくれよぉ、でも、もう寝るわ、
あ、風呂入ってから寝るからね、。」
「はいよぉー、ゆうちゃん頑張り、」
「おう、おやすみ。」
悠一は、そのあと、風呂に30分ほど浸かり、
上がって寝た。
翌日、
悠一は、悠スポーツの通常業務を終わらせて、
そのあと、人気の全くない、路地裏で、サファイア・オーラの氷柱針を複数操る練習を1晩明かすまで、練習していた。
すると突然、
バキンッ!!
「お前、何してんだ?ここはよ、一望さんの、テリトリーなんだけど。」
一望の、手下であろう者が出てきた。
「おまえ、つぇーのかよ。」
悠一が、鋭い視線を送った。
「なんだーその殺気のない目は、一望さんに比べたら、お前は雑魚当然ってわけだなぁ。」
奴は嘲笑した
今回の新登場人物
高根一望(24)
能力、分かってること。
悠一に気付かれても、心臓を刺すほどの、手練の暗殺者、一瞬にして間合いが縮まるような、異様な能力。
紅羅野代楼(40)
正体、高根一家を分裂させた。犯人、一望の復讐対象者であり、彼もまた、一望を殺害を目的に生きている。計画実行が始まれば、お互いが殺し合うことは確定だ。
沽斗(年齢未聞)
悠一とバーチャルリアルマジック(幻覚実体化魔法)戦闘空間で戦った暗殺者。悠一の能力を噛ませ役になった。
一望の手下 (年齢未聞)
一望に忠誠を誓ってるように見える。
人を嘲り笑う様子から、自分を強いと確信をしてる
ようだ。悠一との戦いで、どれほどの
先頭を見せてくれるのか、たのしみだ