表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『踊り子令嬢』と言われて追放されましたが、実は希少なギフトでした  作者: ryo-k
1章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/22

3.公爵家を追放されて②

翌朝、公爵家を出ていく私を見送るものは誰もいない。

相変わらずの両親に呆れて何も言えないわ。


さてと、それじゃあ何処に行きましょうか……


「お嬢様ーー」


家の方から声がして振り返ると、アイラが走って来ていた。

アイラを見ると、見送りに来たにしては大きな荷物を抱えている。


「アイラ?」


「はぁ、はぁ……お嬢様、私を置いて出発するなんてひどいです!」


「置いてって……私についてくるつもり?」


「はい!」


ついてくるって言われても、私にアイラを雇うお金なんてないし、アイラも子爵家の三女。

子爵家が許さないんじゃないだろうか。


「両親には、ここ数年手紙一つ出してないんで大丈夫です! 基本放っておかれてるので」


「私はお嬢様についていきたいんです!」


「……後悔しない?」


「もちろんです!」



正直一人で行くのは寂しかったりしたのは内緒。

せめてアイラに苦労はさせないようにしないとね。


「それで、何処に行く予定だったんですか?」


「……」


それは……まぁ……うん……。


「お嬢様?」


「……いやぁ、一人だし。フラーっと歩いていればなんとかなるかなーって」



そういうとアイラは、残念なものを見るような目で、私の方を見てくる。

……別に一人で出ていくつもりだったんだから、行き先決めてなくたっていいじゃない。


「とりあえず隣国まで行きましょうか。そこは世界中から人が集まるって話ですし。お嬢様のギフトについても何か分かるかも知れません」


とりあえず私たちは隣国に向かうことにした。


それにしても『舞踊家』ねぇ……舞踊、かぁ……。


初めてギフトの名前を聞いたときに真っ先に、こう思った。


(舞踊家……舞踊……日舞……ちょっと待って……日舞って何?)


『日舞』

そのワードが頭の中によぎると同時に私は自分のことを思い出した。



――私になる前の私を




そう……私に前世の記憶があることに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ