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10.冒険者ギルド

「お待たせいたしました! 皆さまお待ちかねのサーシャ嬢の登場だー!!」


私がステージに上がると、お客さんの盛り上がりが一段と上がる。

あれから私は定期的にお店でショーを披露している。


私のおかげ?で、お店は連日冒険者で大賑わいを見せている。

アイラが手伝っている厨房も大忙し。

彼女の考案した料理が店の大人気メニューになっている。



あれから何回もショーを披露して分かったことがある。

私の日舞の踊りに合わせて、ギフトも発動することが分かった。

冒険者曰く、私のショーを見たら疲れが吹き飛ぶらしい。


……そんな馬鹿な。





今日はショーも休みだったので冒険者ギルドを訪れていた。

冒険者登録をしようと思っていたのをすっかり忘れていたから。

私の他にアイラと、何故かリーザさんも付き添いで一緒に。


「リーザさん! こんにちは」


リーザさんに話しかけている女性はマリーさん。

このギルドで受付をしている女性。


「今日はどういった御用で?」


「私は彼女たちの付き添いだよ」


とマリーさんは私たちの方を見る。


「もしかして……サーシャさん……ですか?」


「は、はい……」


と私のことが分かると、マリーさんは目を輝かせてこちらにグイっと顔を近づけてきた。


「最近冒険者の間で話題になってたんですよ。どんな人か気になってたんだけどこんなにかわいい子だなんて……握手してください!」


とぐいぐい来るマリーさんに戸惑う私。

それに呆れるリーザさんと、「分かります……」とうんうん頷いているアイラ。


いや、お願いだから止めて―!!

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