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ヒヤシンス

作者: ミズキ

私はなにをしているのだろう。

あの日、目の前で彼女を失ってからずっとこんな調子だ。

何度の食事をしただろう、何時間睡眠しただろう、どうやって生きてきただろう

私はただ、部屋の角の隅で一人目覚めることのない彼女を見つめる。

私は彼女のことを愛していたが、彼女が私を愛することは結局一度だりともなかった。

私が愛を呟くと彼女は困った顔をした。しかし、彼女が私を突き放すことはなかった。いつも優しく笑い、雛鳥のような愛らしい声で私の名前を呼んだ。

彼女が恋しい…

今すぐにでも目を開けて、また私の名前を呼んで欲しい

でも、彼女は目覚めない

それなら、私が彼女のもとへ向かおう

彼女にまた出会えると信じ、旅立とう

待っていてね

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― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公は彼女を愛していたようですが、二人の関係はちょっと訳ありに見えました。彼女が主人公に愛を向けられなかったのも、その辺りに理由があるのかなと考えてしまいます。
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