1-ル型
お久しぶりです。最近卒業論文の作成に時間がかかっているので、なかなか時間を取れていませんが、思いついたので更新しておきます。
こっそりと桜やコナラの種を定期的にまきながら、通信設備を作る位置を考える。仮に逃げた人類が帰ってくるつもりがあるのであれば、通信設備を設置して全方位に電波を送信すれば、いずれは返信が来る可能性がある。
自律活動が可能なアンドロイドにしても、まったく指示も出せないような位置まで行ってしまうものだろうか?終わったら帰ってくるつもりであれば、通信でやり取りができるようにだけはしておくだろう。
完全に地球を捨てるつもりだったにしても、わざわざアンドロイドを戦闘型に改造する必要はないし、ロボットの好きなようにさせておけばよいはずである。どちらによつじつまが合わない。
となるとやはりアンドロイドは捨てられたのだろうか。自律活動だけでなく思考もAIによって統括されているようだし、下手に真実を伝えると反乱が恐ろしいために、地球を取り戻せという大義を与え、放置する心づもりだったのかもしれない。
いや…通信設備はそもそもないものなのだろうか?
もしかしたら実地で戦闘を行うアンドロイドと指揮官となるアンドロイドに分かれており、司令のほうに通信設備があるかもしれない。
一度探してみるのもありか。もしも通信設備が残っているのであれば、対話可能なアンドロイドがいる可能性も出てくる。ウイルスが蔓延したのが戦地のみ、そういう可能性もあるからな。
「なあ、連絡手段がないというのは人類に対してだけか?同じアンドロイド同士であれば、通信可能だったりとか…」
「アンドロイド間の通信装置はありますが…まったく応答がないので切っていました」
なるほど。
「一つ聞いておきたいのだが、戦闘の際に指示を出してくる司令官的なアンドロイドはいるのか?今はつながらない?」
「ええ、司令室にも通信できなくなっていて…ウイルスにやられたのかもしれません」
となると、上層部に位置するであろう司令のほうには、通信設備が残っているかもしれない。解析してみるといろいろ分かりそうだ。
通信設備だけでなく、情報も残っていないだろうか。もしもあってくれたら、行動が楽になる。
「司令室はどこに?」
「それが…」
※注釈 桜の木は基本的に接ぎ木で増やすものですが、それはソメイヨシノに限った話になります。他の種類の桜はサクランボの種から芽吹きますので、種まきで問題ありません。




