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無色透明  作者: アタマオカシイ
1型戦闘モデル
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プロローグ

「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」-創世記 11章1-9節


かつて人々は一つだった。彼らは神になりたがった。


神とは何なのだろうか。人はまず空に神を求めた。

人々は天高くそびえたつ搭を建て、神に会わんとした。

だが、そこに神はいなかった。

次に人々は、大地の内に神を求めた。

人々は深く穴を掘り、神に会わんとした。

だが、そこにも神はいなかった。

次に人々は、海に神を求めた。

人々は深くまで潜れる舟を作り、神に会わんとした。

だが、そこにも神はいなかった。

最後に人々は、人の中に神を求めた。

人々は心を探り、神に会わんとした。

だが、そこにも神はいなかった。


人々が神を見つけることは、ついになかった。

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