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人と妖怪とetc.  作者: 那々氏さん
第6章 幻想闘技・人妖
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第90話 闘技大会編 二試合目、開始

 

「フラン、怪我はない?」


 いつの間にか霧化を解き、いつもの姿に戻ったレミリアがフランの横に並ぶ。


「大丈夫だよ、それより……」


 その先は聞くまでもない。まだにとりの姿が確認できていない。おそらくはまだあのロボットの中にいるのだろうが……。


「フラン、今度は一緒に、慎重にいくわよ」


「はーい」


 今度はさすがのフランもすんなりと言うことを聞いてくれる。

 二人並んで煙の中をゆっくりと近づいていく。


「……今の聞こえた?」


「うん」


 巨体が落ちたことによる地響きの中に、なにかの声が混じった。

 目を合わせて頷き、加速する。


「あいたたた……せっかくの自信作がこんな……」


 そこまで言ったところで自身の両側からの気配に気づき、両手を上げる。

 

「ねぇカッパ、何か言い訳はある?」


「壊したのお姉様じゃなくてフランだけどね」


 にとりに槍を突きつけてドヤるレミリアにツッコミを入れる。


「はぁぁこりゃダメだ。私の負けだよ」


 にとりのその宣言をどうやって聞きつけたのかは分からないが、そこで閻魔の声がする。


「試合終了。勝者、スカーレット姉妹」




「決まったぁぁぁあ!! 突然登場したロボットもろとも破壊したのはスカーレット姉妹! 二回戦進出です!」


「カッパってホント技術力だけは凄いわね……」




「おーレミリア達が勝ったか」


「まぁ当然でしょうね」


 俺の呟きに、当たり前だというように霊夢が言う。


「途中危なかった気もするけどね」


 そういったのはパルスィだ。


「まぁフランがいる限り壊せねぇモンなんてないだろ」


「まぁ……そうね」


「次は姐さんの試合か」


 相手は美鈴とパチュリー。一筋縄ではいかないが、姐さんが勝てないような相手でもない。まぁどちらも勝ってほしいというのが本音ではあるが。


「ま、勇儀なら勝つでしょ。遊ぶかもしれないけど」


「遊ぶだろうなぁあの人。特に美鈴は武術の達人だし」


 俺の時のように、初めだけ自由に打たせるみたいなことをするかもしれない。あぁ、目に見えてその光景が浮かんでくる……。





 ──控え室──


「体調は大丈夫ですか?」


「えぇ、今日は調子がいいみたい」


 少なくとも詠唱中に喘息で辛くなることはなさそうだ。


「それはよかったです。二回戦ではお嬢様達と当たることになってしまいましたが……まずはこの戦いに勝ってからですね」


「そうね、そろそろ行きましょうか」


 二人は立ち上がり、闘技場へと歩き出した。




「さぁ本日二試合目は大魔法使いパチュリー・ノーレッジさんと武術の達人、紅魔館の頼れる門番紅美鈴さんのタッグと、破滅的な金剛力を持つ星熊勇儀さんの対戦となります!」



「それでは両者並んでください」


 勇儀と美鈴、パチュリーが向かい合う。

 向かい合ったのを確認すると、映姫が手を前に出す。


「では試合……開始ッ!」




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