帝国、王国編 その1
前回は構想の練り上げが足らず失礼しました。
今回は期待してくださいね
これはある吸血鬼のお話し
【ルガンド】という世界が存在した。
世界の中央は人間の国【ヒルデ帝国】、その東に同じく人間の国【ガルツ王国】、そしてヒルデ帝国の西には【聖王ロンデ国】。
世界の南には魔族の国【魔族統一連合国】。
さらに世界の北には亜人の国【エルフ国】【メル連邦】【ドワーフ国】が連なり様々な種族が営んでいた。
勢力図はこうである。
魔族統一連合国に対し、帝国(ヒルデ帝国)、王国(ガルツ王国)、聖王(聖王ロンデ国)が敵対。
帝国に対し、王国、聖王、魔国(魔族統一連合国)が敵対。
王国に対し、帝国、魔国が敵対。
聖王に対しては、帝国、魔国が敵対していた。
亜人国はというと
エルフ国、ドワーフ国、メル連邦が三竦みの状態で対峙していた
では、物語を始めよう…
人間の国最強を誇る軍事国家ヒルデ帝国には、皇帝【ルドル・フォン・ヒルデ】このルドルは軍事に置ける統率力に秀でて国をまとめ上げた存在である。なので、軍事強化を目的とした国造りを目指していた。
ルドル曰く「この世界を儂の代で必ず武力で統一してみせる!!」と言うのがスローガンだが、なかなかそうは行かないのが世界である。
あるひ、論議が行われていた
「何故、3国(魔国、王国、聖王)と紛争しているのか!!」
「ガルツ王国には未婚の王子がいるではないか!!」
「わが帝国の姫【ルカ・フォン・ヒルデ】様との婚儀を早く進めていれば聖王国には圧勝出来たのではないのか!!」
「それを言うなら、先に人間通し同盟を築き事に当たるのが良かったのでは?」
そんな、答えが出ない論争に終止符を打つ為ある発言が…
「この200年、小競り合いしかなかった紛争を打開すべく王国と聖王国に使者を送り同盟あるいは不可侵条約を求めては如何かと」
皇帝は決断した「方針は決まった、人間通しで争っている状況ではないのは事実、早急に同盟あるいは不可侵条約の定型を造り対魔族に専念するが姫は交渉材料とはしない!!」
摂政【カミル・エルデン】は、手始めに王国との交渉にのぞむ事にした
「姫を交渉に使わないとは言うが、やはり王国の女王【メルン・ガルツ】との確執か」
かつて、皇帝と女王は恋仲であった。
いや、そもそも代々、皇帝と女王は常に恋仲であったための悲劇の連鎖に等しいのたが…
政治会議室
カミル「皆の意見を聞きたい」
文官「正論で攻めてみては?」
カミル「人間通しで争っても意味がないと陛下もおっしゃられたしな…」
武官「いや、我が軍事力を背景に押してみては?」
カミル「それでは、いつもと変わらぬではないか!!」
カミル「さて、やはり文官達の意見を尊重するかの」
カミル「使者を誰にするか、希望者の出願を選抜するか」
後日、軍例が発せられた
軍事項目「今回、人間通しで同盟を結成する運びと成った。まず、王国との交渉に入るに当たり斥候部隊を結成する!! 我こそはと思う国民、願い出よ!!」
帝国と王国の同盟ははたして…
主人公は?
では、また