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無題

作者: 五日

どこでどう間違ったか

これで正解だったか

そんなの知らないけれど

今ある全ては自分が選んだ事なのだと

唇噛み締めて

嗚咽を漏らして

泣く私は滑稽ですか



ひとつひとつに責任を持って

ひとつひとつに潰されそうになって

心を後悔に染め上げる私は

馬鹿だと笑いますか



滑稽だと笑って下さい

そんな生き方しか出来ないのだから

馬鹿だと罵って下さい

それしか知らないのだから




どれだけ見下しても構わないのです

だからどうか寄り添わないで

この思い出は私だけのものだから

ほっといて欲しいのです

だって私のものを分け与えてしまったら

私はそれを忘れてしまうのだから



辛いと思うのは

私がそれだけ素晴らしい生き方をしてきたから

どれだけ帰りたいと願っても

帰れないから辛く思うものだから

あげたりなんかしませんよ

これは私のもの

私が生きた証拠


人として

悩み傷付き

愛おしいと思った証拠だから




またひとつひとつ選んで拾って

転んで泣いてもいいの

どうせ背負ってるものでも

その道の先にだって

笑えるものがあるって知っているのです







欲張りでごめんなさい

でもそれこそ人である証拠でしょう

私が私である証拠でしょう

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