女闘士の系譜
見て来たよ「ワンダーウーマン」。
主役の女優が美人で、まるでアメコミから抜け出してきたみたいだった。
これがヒットしたら「よしっ! 女主人公のスーパー・ヒーロー(ヒロイン?)はイケる!」となって、女主人公の映画が作られるようになるかな?
ところが意外と、いや当然だが女性が主役のアメコミって、少ないよな。
ちょっと思いつくところではスーパーマンの従妹という設定の「スーパーガール」。「デアデビル」からスピンアウトした「エレクトラ」くらいしか思いつかない。「アベンジャーズ」メンバーのブラック・ウィドゥもそうか。「ファンタスティック4」にも女性メンバーがいるけど、あくまでメンバーの一員という扱いで、単体での話ではない。
映画の感想としては、テーマ曲がいい!
今までスーパーヒーローものの映画で、テーマ曲が耳に残るというのは、近頃少なかった。以前は「スーパーマン」にしろ「バットマン」にしろ、テーマ曲を耳にしただけで、そのヒーローを思い浮かべたものだが、最近はそれが少なかった。久しぶりに、真っ当なテーマ曲って感じで、おすすめだ。
映画を観ていると、アクション場面でちょくちょくスローになって、ほとんど停止しているほど画面が遅くなる。
あれ、コミックの場面を再現しようとしているんじゃないのか?
「ワンダーウーマン」といえば以前、テレビシリーズで日本でも放映されていたことがあった。
その時の主演のリンダ・カーターという女優さん、美人で色っぽくて人気だった。
が、あまりに色っぽすぎて、女戦士って感じじゃなかったな。アクションもそれほど印象深くなかったような気がする。
今度のワンダーウーマンの主役を務めているガル・ガドット(これで女の子の名前なんだ!)という女優さん、美人だしアクションもイケているし、こりゃ人気出るなあ。
ただちょっと恋人にするには、怖すぎるかも。怒ったら、すんげえ、怖そう……。
感心したのは、主人公のダイアナの幼少期、思春期、青年期と成長を見せるのだが、この時出演した子役が、成人した主役と印象があっていたこと。
よく邦画なんかであるのだが、主役の幼少期、思春期を子役や、若手の俳優にやらせて、その後「十数年後」というテロップが流れ、主役の俳優が登場する。そんな場面で「全然違うじゃないか!」とツッコミを入れたくなる映画が多すぎる。
ところがアメリカ映画では、そういうことが少ない。
あ、あった!
「スターウオーズ/エピソード1」と「スター~2」のアナキンの成長過程。あれ、無理ありすぎ。「1」の子役、成長してああなるか?
に……似てねえ!




