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映画のタイトルを考えよう!

 最近、疑問になっていること。

 なんで公開映画のタイトル、妙なカタカナ英語ばっかりなんだろう。

 以前は日本語の邦題があったはずだぞ。

 たとえば「火星のプリンセス」が「ジョン・カーター」だってよ。まあ、映画の原題もそうなっているからしかたがないが、きちんと原作を調べたら、絶対「火星のプリンセス」が正解だった。

 そりゃ今から考えると、妙な邦題もあるよ。

 第二次世界大戦で、ドイツ軍の侵攻にたいし、イギリスは制空権を守るため本土防衛を行った戦いがあった。この戦いは「Battle of Britain」としてイギリス人ならだれでも知っていることだが、これを映画化したとき日本では「空軍大戦略」というタイトルになった。

 うーん、間違いじゃないけどやはり「英国の戦い」とか、そんなタイトルにしたほうが良かったかも。

 SF映画では「2001年宇宙の旅」ってのがあるな。

 原題は「2001: A Space Odyssey」だ。末尾の「オデッセイ」というのがこの映画のキモで、オデッセイというのは主人公が長い旅に出ることを示している。まあ「2001年宇宙のオデッセイ」じゃ、当時の観客に伝わらなかったろうし、割といいタイトルだと思うな。

 SFつながりで「未知との遭遇」も。原題を直訳すると〝第三種接近遭遇〟というのだが、これでは観客は何のことやらわからないだろう。

 カタカナのタイトルで秀逸なのは「ランボー」。本当は「Fist Blood」というのが原題だったが日本のほうで「ランボー」に変えたら、これが大ヒット。多分スタローンの「ロッキー」がヒットしたから、今回も主人公の名前でいっちまえ! ってことになったんだろう。もしも「Fist Blood」を日本語に訳したら「犠牲者」とでもなったかもしれない。これじゃヒットしないよね。

 さらに日本でのヒットを知ったアメリカ側も、二作目、三作目は「ランボー2」「ランボー3」にしてしまったという。


 さて、それじゃカタカナタイトルで公開されている映画を、無理やり日本語タイトルにしてみよう!

 まずは「スター・ウォーズ」。 この映画、日本公開前に雑誌に紹介されたときは「惑星大戦争」というタイトルだった。雑誌で見た時はビジュアルのリアルさに驚いたんだが、このタイトルを見て「格好悪いなあ」と思ったもんだ。

 まあ「スター・ウォーズ」で大正解だったんだが、あろうことか東宝映画が、この「惑星大戦争」というタイトルの映画をでっちあげてしまった。しかも主演が現在、千葉県知事の森田健作!

 最近公開された「ローグ・ワン」を日本語にしてみると……。

 んー、と「ローグ」ってのは何でも「はぐれ者」とか「暴れ者」とかという意味があるらしい。

 そんな危ない奴らが集まって、小隊を作る話だから……。

 そうだ! それじゃ「宇宙の独立愚連隊」ってのはどう?

 岡本喜八監督には申し訳ないけど、ちょっとこのタイトルで見てみたい。


 スタローンの「エクスペンダブルズ」シリーズ。

 あれは戦闘で捨て駒になってしまう連中の悲哀、みたいなのがテーマらしいから。

「特攻! 消耗部隊」で決まり!

 なんか、こっちのほうが格好いいんじゃないかと思えてくる。


 面白いので、ほかにも日本語タイトルを考えたら、ちょくちょくお知らせしますね。

 では、また。

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