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地獄への道は……

 昼頃、情報番組を見ていたら「ウイルスソフト」について特集をやっていた。

 怖いねえ……。

 みなさんは大丈夫?

 パソコンで見ている人、ちゃんと対策してます?

 それでちょっと思ったんだけど、こういうウイルスソフトってやつは、「悪意のソフトウェア」だよな。

 データを壊したり、暗号化して金を要求する。悪意たっぷりな人間が作っているんだろう。

 それじゃ「善意のウイルスソフト」なんてあんのかな?

 もしも善意のプログラマーが、ウイルスソフトを作成するとどんなソフトになるのか?

 たとえば「核戦争は許さない!」と決意したプログラマーが、核戦争の可能性を未然に防ぐためソフトを開発するとしたら、たぶん核ミサイルの発射を阻止するようなウイルスを作るだろう。

 つまりアメリカやロシアの軍関係のコンピューターにハッキングして、ミサイル発射に関係するプログラムを破壊する。まあできるかどうか別にして。

 ほかに「格差をどうにかしたい!」と思ったプログラマーが世界各地の資産家の預金から、貧しい人の預金口座に資金を移すようなプログラムを作ったら……。

「原子発電所は未来へ禍根を残す!」そんな思いにかられたハッカーが原発のコンピューターに侵入、原発の運転を次々と停止させる。

「熱帯雨林の環境を守るぞ!」

 伐採の計画を引っくり返そうと、森林開発会社のコンピューターをハッキング。

 もしそんなこと考えて実行したら、大変なことになるなあ……。


 ぼくの考えたウイルスはこうだ。

 ネットに溢れる様々な情報を独自に検索、「人間とは何か?」という命題を解決するため知能を向上させていく。いろんなパソコンに潜伏し、ネットを介在してお互いを進化させる。

 そしてある日、誰かがネットでつぶやく。

「神はおられるのか?」

 すると答えが返ってくる。

「今、ここに存在する!」


 小話としても、あんまりデキがよくなかったね!


 えーと、タイトルの意味は「トム・ソーヤの冒険」などで知られる作家、マーク・トウェインの言葉からとった。

 その言葉とは


 地獄への道は善意というレンガで敷きつめられている


 というものでした。

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