豚もおだてりゃ空も飛ぶし、歌も歌う?
また映画を観てきたよ。
タイトルは「SING!」。倒産の危機に瀕した劇場が、起死回生の一手として素人を集めて歌のコンテストを開催する。賞金目当てに集まってきたのは、豚、ネズミ、ヤマアラシ、ゴリラ、象などの動物たち。
この世界では動物たちが人間と同じように暮らし、話をする。
こりゃ「ズートピア」の続編か、と思ったら製作はユニバーサルだった。
うん、設定は似ているけど、やっぱり観た印象は違うね。
ズートピアは動物たちが集まる架空の都市。生息環境が違う動物のために砂漠、森、雪などの環境にわかれてその環境に適した動物たちが棲み分けている。
「SING!」ではどことなくアメリカの地方都市っぽい感じ。ズートピアにくらべてやや設定が単純に見える。それは映画の設定にもいえて、やはり作りこみが甘い感じを受ける。
何しろ登場する動物の中にゴリラがいる、というのが……。
「ズートピア」を観た人は思い出してほしい。あの映画では動物たちが人間と同じ進化をして、人間と同じように知能を持ち、話をして、暮らしあっている。本来は肉食の動物たちも草食動物と仲良く暮らしている。
いろんな種類の動物が登場するが、あの中に霊長類の仲間は登場しなかったはずだ。
つまりこの世界と違って「ズートピア」の世界では霊長類は進化しなかったか、あるいは存在しない。本来なら人間のニッチを他の動物が埋めている、という設定だ。
翻って「SING!」では哺乳類だけじゃなくて、イカやカタツムリまでも話をして、歌を歌うんだぜ。
もうちょっと設定に気を遣ってほしかったなあ。
あとひとつ気になったこと。
なんだか「ズートピア」に比べてキャラに今一つ魅力が足りない、と思った。
なぜなのか……と思いつつ鑑賞していたのだが、そうだ! 目が小さい!
顔に対して目の比率が小さいのだ。
さらに目の中の瞳が小さく、三白眼に見えるのが、キャラの魅力を削いでいるのじゃないか?
ディズニーは「美女と野獣」以降からキャラ・デザインが日本の影響を多く受けて、目を強調したデザインになってきている。
映画のできはまあまあ、といったところだが、そんなところが「惜しいなあ」と思った次第。
そうだ! 最後に映画の中に五人組アイドル・ユニットが出てくるんだが(きゃりーぱみゅぱみゅの歌を歌う)あれ、日本のAKBを意識したのか、それとも韓国アイドルなのか、どっちだろ?
原語版で観た人、教えてください!




