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宇宙のドン・キホーテ

 だって広瀬すずって、首短くねえか?

 テレビのCM見るたび、そう思うんだけど、あなたはどう?

 いつも首をすくめているように見えて気になるなあ。


 そんなこと、どうでもいいっちゃいいんだけど、今回はテリー・ギリアムがスター・ウォーズの映画を監督したらどうなるか? てのを書いてみよう。

 ギリアムといえば何といっても「ドン・キホーテ」だ。

 この人、ずいぶん前から「ドン・キホーテ」を映画化したいと切望していた。「ロスト・ラ・マンチャ」というDVDで、念願の映画化にこぎつけたんだけど、次々とまきおこるトラブルのせいで、とうとう断念するはめに陥ってしまう様子を記録した映画までできてしまった。

 本当にギリアム監督はトラブルに見舞われることが多い。出世作の「未来世紀ブラジル」や「ほら男爵の冒険」を原作とした「バロン」という映画でもヒドイ目にあったらしい。「ドクター・パルナマスの鏡」という映画でも主役の突然の死亡、というトラブルが待ち構えていた。

 ギリアム監督いわく、現実はつねに牙をむくジャングルのようなものだ。彼の映画では主人公はいつも不条理なトラブルに巻き込まれ、災厄に振り回される。それはギリアムの人生のようなものだ。

 だから「ドン・キホーテ」の映画化に執念を燃やしているんだろう。

 僕は子供のころ、子供向けの翻訳で読んだが、表紙にある風車に立ち向かうドン・キホーテの絵にあるようなギャグっぽいもんじゃなくて、妙に陰鬱な印象を覚えている。実際、騎士道が衰退する時代を描いた、一種の悲劇として作者のセルバンテスは執筆したのだそうだ。


 というわけでギリアムがスター・ウォーズ映画を撮るのなら、主人公はドン・キホーテに決まり!

 主人公は昔抵抗軍に所属した兵士の生き残り。中年になって係累もなく、孤独に暮らしている。お供は中古のドロイド。

 そんな暮らしの主人公に再び戦争の噂が近づいてくる。

 主人公は再び戦うことを決意、ドロイドとともに旅立つ。

 ドン・キホーテを思わす巨人や怪物と戦い、お姫様を救う冒険。だけど全部、主人公の妄想とわかる。

 主人公は本当は寝たきりの老人。今までのストーリーは夢の中の出来事だったのだ。


 というのがぼくの考えたストーリーなんだけど、どうでしょうか?

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