オリンピック企画
オリンピックも無事終了し、日本の獲得したメダルも、過去最高だそうで、御同慶のいたりである。
ぼくは、ほとんどテレビ観戦をしなかったけどね。ま、ときおり、ニュースの時間に「また日本選手がメダル獲得!」なんてのを耳にすると「ああ、よかったね」と思うくらいだ。
だいたい、ぼくはスポーツに関心がない。子供のころなんて、オリンピックの年になると、楽しみにしていたテレビ・アニメが放送休止になったりするので、「早くオリンピック、終わんないかなあ!」とつぶやいて、周囲から「こいつ、変!」と思われていた。
そんなぼくが、なぜ「オリンピック企画」なんてタイトルで、一文をものしようとしているのか?
いやいや、別にオリンピックをネタにして、笑いをとろう、なんて考えていませんよ。
人によっては、オリンピックは神聖なもので、笑いのネタにするもんじゃない、と怒る人もいるだろうし。
それより、いろんなオリンピックがあるでしょう?
ほら「技能オリンピック」とか「数学オリンピック」とか。
あんな感じで、いろんなオリンピックを考えてみるのも、いいんじゃないか。
えーと、最初に断っておくけど、けっして下ネタに堕することはありません。
あっ、この文章を読んでいるあなた、一つや二つ、頭に浮かんだでしょう?
あのう……よかったら、あとでこっそり教えてください。
それで考え付いたひとつが、ゲームを題材にした「ゲーム・オリンピック」。
世の中には「プロ・ゲーマー」なる人が存在するそうである。
以前、深夜のテレビで、その一人が出演して、神技を披露していた。
いや、本当に信じられないことを、軽々とやっている。
何しろ目隠ししたまま、格闘対戦ゲームをプレイして、勝利をおさめるんだから。
そのゲーマーいわく「音をたよりに、相手の位置を推測、技をくりだす」のだそう。
そのほか、「ダンス」「太鼓」「ドラム」などの「音ゲー」などのジャンルで、はたから見ていると、何をやっているのか理解すらできそうにない、神技の持ち主とか、いろいろ見たなあ。
でもなー。
そういった既存のゲームの達人を集めても、競技大会としては、いまひとつだな。
まず、確かにすごい技を繰り出されても、ぼくら素人には、何や何やらさっぱりだ。
人によっては知らないゲームだったり、どのゲームを選ぶかでもめそうだ。
で、大会用に専用のゲームを開発する、というのはどうだろう?
競技者には、白紙の状態で、プレイさせる。
種目はシューティング、レース、格闘対戦など。
シミレーションや、ボード・ゲームは時間がかかってしまうから、できそうにないな。
あとRPGも無理そう。
どうです?
ゲーム・オリンピック、面白そうと思わないか?




