宇宙のテディ・ベア
ぼくの主に読むのはSFか、SFに関連したマンガ、映画もできたらSFっぽいものを選んでいる。
たいていシリーズものが多くて、でもぼくはあまり長々としたシリーズは途中で登場人物や、エピソードがゴチャゴチャになるんで、できたら数巻で終わるようなシリーズを選んでいる。
ねえ、近頃、SFのシリーズって、長すぎません?
「宇宙英雄ローダン」なんざ、五百巻ですぜ!
長いだけじゃなく、一冊が厚い!
一冊で五、六百ページ平気にあって、ずっしりと重くて、ちょっとした凶器だ。
もう、その厚みだけでため息がでて、読む気力がうせてしまう。
で、今回紹介したいSFのシリーズは「トーカのホーカ」あるいは「地球人のお荷物」シリーズと呼ばれているものだ。
作者はポール・アンダーソン&ゴードン・ディクソン。
どんなシリーズかというと、トーカ星系に住むホーカという宇宙人と、地球人のアレクサンダー・ジョーンズという主人公のドタバタを描いたシリーズだ。
このホーカという宇宙人、見かけはテディ・ベアそっくり。
そう、「クマのプーさん」がウジャウジャいる星なのだ。
しかもこのホーカたち、性格は十歳の子供そのもの。
知能も、体力も、地球人と同等なのに(体力に関しては上回っている)空想的なものにはすぐ夢中になってしまう欠点? いや、長所? をもつ。
地球人が持ち込んだいろんな文化のうち「西部劇」「海賊物語」「シャーロック・ホームズ」などのフィクションに夢中になって、それそっくりの西部の町だの、カリブの海賊島だの、あるいはビクトリア朝のロンドンだのを作り上げてしまう。ロンドンにはベーカー街があって、テディ・ベアそっくりのシャーロック・ホームズが探偵事務所を構えていたりする。
今までこのシリーズは「地球人のお荷物」「くたばれスネイクス」「がんばれチャーリー」の三冊が訳されている。
で、ぼくは考えた。
これ、だれか続編を書いてくれないか?
ホーカたちの顕著な性格として、フィクションにすぐ夢中になって、そのコスプレだけでなく、ものの考え方、行動もどっぷりつかってしまう。
えーと、ちょっとヲタクっぽいですな!
こういう性格だから、きっと日本のサムライだの、ニンジャだのに接したら、絶対夢中になるはず。
ちょっと面白いと思いませんか。
テディ・ベアの侍だの、忍者だのが登場するSFってのは、どう?
ぼくだったら日本の幕末を舞台に、テディ・ベアの近藤勇だの、坂本竜馬だのを登場させたいな。
ハヤカワさん、ちょっと検討してくれませんか?




