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日本の評判

 いや~、すっごいですね~!

 なんだか前回と同じ書き出しだが、ま、いいでしょ?

 なにがすごいかって、ネットは便利だ!

 ぼくはネットの、動画サイトを観ているのだが、様々なコンテンツの中で「日本大好き!」系のコンテンツをよく視聴している。


 日本すごい!

 日本最高!

 日本の科学は世界イチイイイイイイ!!!!


 とかいう、コンテンツが盛りだくさんだ。

 そりゃ「日本最低!」「世界から嫌われる日本」「日本人お断り!」なんていうコンテンツよりは、はるかに気分がいいにきまっている。

 テレビの番組でも、同じような内容の番組が毎日のように放送されている。

 いやはや、二十数年前から比べると、格段の違いだ。


 以前だったら「日本最高!」なんて言おうもんなら、即「この右翼め!」「国粋主義者!」などの罵倒が集中したものだ。

 多分、時期的には昭和から平成に変わったころじゃないか、と推察する。

 このころ、ポツポツとだが、外国人が「日本のアニメ、最高デース」などの賛辞を口にするようになって「ヲタク文化の発信地、日本」というスタンスの発言が多くなってきた。

 それが「日本の伝統」「日本人の国民性」「技術立国」などの分野からいろんな特集が、映像、書物などで目にするようになり、日本人が自信を持ち始めて今日に至る。


 でも、実際、どうなの?

 本当に、外国人全員(中国、韓国を除く)が、そんな「日本大好き!」て言ってるの?

 一部を取り上げて、さもすべてそう言っているように、主張しているんじゃないのか?

 そりゃ、来日した、あるいは日本のアニメを子供のころから視聴していた外国の人たちが、日本を好きになったことは否定しない。けど、日本などきたことのない、あるいは日本人に一人の知り合いもない、ごく普通の外国人が「日本大好き!」と叫んでいるとは思えないけどなあ。


 だいたい以前から、それほど外国では日本に関心がある、とは言えない状況だった。

 なにしろ世界地図を見せて、「日本はどこですか?」と質問しても正しく地図を指し示すことのできない外国人が圧倒的多数だろ?


 それじゃ外国の、とくにアメリカ映画における日本人の描き方について、ちょっと考察してみよう。

 どんな作品に、今まで日本人が登場してきたか。


 まずは「ティファニーで朝食を」。

 言うまでもなく大女優、オードリー・ヘップバーンが主演した映画であり、いかにもニューヨークらしいオシャレ感たっぷりな名画だ。

 この映画に、日本人が登場する。

 ただし演じているのはミッキー・ルーニーというアメリカ人俳優で、黒メガネに出っ歯、「L」と「R」の発音ができない、いかにもステレオ・タイプな日本人として描かれている。

 まあ、国辱ものですな。

 1958年の作品というから、日本が戦争に負けて十数年、この年東京タワーが建設されていた、というからアメリカ人の、日本人に対するイメージなんざ、こんなもんだ。

 しかし戦後の経済復興により、日本が経済大国への道をまい進するようになって、アメリカ人の日本人に対する視線が徐々に変化していく。

 それらについては、次回のお楽しみ!

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