ジョジョの奇妙なルーツ
タイトルに「?」となった「ジョジョの奇妙な冒険」ファンの皆さま。
もしかしたら、今回は猛烈な反発を受けそうだ。
ルーツといっても、あのマンガの設定をどうこう、ということじゃない。
ご存じのとおり「ジョジョ~」の設定では、最初のジョナサン・ジョースターから血脈が受け継がれ、さまざまな時代で、その時代の「ジョジョ」が主人公となって、物語を紡いでいく。
うまい設定だ。
なぜなら、これなら時代が変われば主人公が変わり、戦いが演じれられる。うまいというのは、主人公が変わっても、基本的な設定は同じで、読み手はすんなりと新しい主人公になじめるし、ああいったバトルものにありがちな「敵キャラのインフレーション」という問題が避けられるからだ。
で、こんな設定のマンガ、ほかにない? ということだ。
主人公が親から子供へ、という例では手塚治虫の「ジャングル大帝」が知られている。
手塚はもともとディズニーのファンで、「バンビ」というアニメから親から子へ、というアイディアは影響をうけた、と自ら語っている。
でも「ジャングル~」ではおもな主人公は子供のレオで、父親のパンジャは冒頭に出てくるだけだ。
何代にわたって親子の物語のマンガはなにがある?
「柔侠伝」というマンガがある。
作者はバロン吉元。
明治から昭和へかけ、柳という柔道一家のストーリーが語られている。
最初は日露戦争直後の明治時代で、主人公は柳勘九郎という柔術の達人が主人公。
その子供が勘太郎。これは昭和が舞台で、おもに太平洋戦争の時代が語られる。
敗戦後は、勘太郎の息子の勘太が主人公で、昭和三十年代以降の、学生運動の時代になる。
共通しているのは、柔道がストーリーをけん引しているということ。
なんとなく、「ジョジョ~」に似ているなあ、と思う。柔道が「スタンド」?
荒木飛呂彦も、バロン吉元も、画風はスクリーン・トーンをほとんど使用しないところが、共通している。
まさか荒木飛呂彦は、「柔侠伝」からヒントをえたわけじゃないだろうが。
あと、どっちのシリーズも実に長大だ、ということ。
「ジョジョ」のシリーズの総計は百巻に近いだろうし、「柔侠伝」でもシリーズ総計、四十巻以上。
親子の話だと「ドラゴンボール」もそうか?
ほかに親子何代にわたるマンガって、なんかなかった?




