千葉県あるある
近頃、地方をディスるのが流行ってるみたいだ。
ふーん、じゃあ、ぼくもひとつ、乗っかってみっぺ(千葉弁?)!
タイトルにあるように、ぼくはこの十年あまり、千葉県に在住している。その前は東京に住んでいた。
で、この千葉県というところは、ぼくの生まれ育った場所ではないので、いろいろ、違和感があって、それを今回は書いてみたい。
とはいえ、これはぼくの狭い範囲で見聞きしたことなので、一般化しようとは思わない。
この小文を読んでいる中で、千葉県在住、あるいは千葉県出身のかたがおられる場合、「それ、千葉のことじゃない!」と思っても、どうかご勘弁を。
その1・幹線道路を走ると、一週間に一度は、道路に猫か、イタチの死骸が転がっている。
ぼくはスクーターで移動するのだが、道路によく、動物の死体が転がっているのに気づく。
最初は「猫かなあ」と思って見過ごしたが、どうも体つきや、体毛の様子が変だ。
で、まじまじと見てみると、なんとイタチだった!
そのほか、鳥なんかも見る。
とにかく千葉の道路は、動物にとっては危険な場所のようだ。
その2・ドライバーのマナーが悪い!
これは本当に、悪い!
先に書いたように、ぼくはスクーターで移動している。
まあまあ、普通に走行しているのだが、千葉のドライバーは、とにかく追い越しをかけてくる。
前方に対向車があろうが、カーブで先が見えなかろうが関係なく、ちょっとでも追い越せそうだと判断すると、息せき切って追い越していく。
一度など、片側一車線を、ぼくの左側を追い越していった。そのとき、追い越していた車の車輪は、歩行者側の白線を踏んでいった。
ドライバーは、オバサンだった……。
その3・声が大きい。
気のせいかなあ。ぼくの周りにいる千葉の人間は、妙に声がでかい!
すぐそばにいるのに、百メートル向こうの人間に話し掛けるような、大声で話す。
さらに、変な訛りがある。
あれ、千葉弁だろうか?
だいたい、千葉の訛りって、そんなヒドいのか?
普通は標準語で会話するのに、自分の意見を通そうとするときは、妙な訛りになる。
「千葉で育ってんだから、しょうがねえっぺよう!」
と言うのだが、ぼくは怪しんでいる。
ぼくは小学生から、高校卒業まで、もっと訛りのひどい地方で育った。なにしろ、山一つ越えると、喋る訛りが違う、というほどド田舎だった。
そのぼくが耳にする千葉弁らしい訛りは、落語に登場する地方出身者が口にする訛りに聞こえる。
つまり、こう話せば田舎っぺらしい訛りに聞こえるような、喋り方をわざとしているのではないか?
田舎っぺと思われれば、相手に圧力をかけられる、そんな考えがあって、わざと訛っているんじゃないかと、思うのだ。
とまあ、以上がぼくの千葉に対する印象だが、これディスっていたのか?




