ヴィラン待望
「クルエラ」観て来たぞ!
言うまでもなく、ディズニーの新作だ。
主演はエマ・ストーン。あの「ラ・ラ・ランド」の大きな目の女優だ。
最近、このようなヴィランを主人公にした映画が目立つね。
前には「マレフィセント」という「眠りの森の美女」での魔女を主役にしたり、確か「白雪姫」の魔女も主人公の映画があったんじゃなかったか?
説明しておくと「クルエラ」というのは1961年の「101ぴきわんちゃん」に登場する悪役だ。
そのクルエラが、どうしてヴィランになったか、その生い立ちから説明している。
で、感想はというと、とにかく映画に流れる60年代ポップスが楽しい。
多分、この映画が契機で、あの頃のポップスが再評価されるんじゃないのかな?
ただ、言わせてもらうと、60年代ってもっとダサかったぞ!
ちょっと垢抜けしすぎかな?
え、ちょっと待て!
今、映画評を見たら、70年代って書いてあったぞ。
違うのか、あれ、60年代じゃないのか?
てっきり60年代の話だと思って観ていたんだが……。
まあ、それはぼくのいつもの勘違いってことで。
それよりなぜ、こんなにもヴィランを主役にした映画が増えたかと考えると、やはり昔ながらの「悪い奴は悪い!」式の、単純な勧善懲悪が描けなくなったからだろうな。
アン・ハサウェイ主演の「魔女がいっぱい」では、魔女は宇宙人っぽく描かれていて、理屈抜きのワルはあれが限界かもしれん。
「アベンジャーズ」で最強の敵とされるサノスでも、その主張は全否定できない理由があった。
これからも映画の悪役が主役になる映画が制作されるんだろうな。
度の悪役が次は登場するのかな?
日本でそんな映画が作られないんだろうか?
あっ、究極の悪役映画があった!
それは……。
「シン・ゴジラ」だ!




