メンテナンス!
今日、バイクのオイルを交換した。
本当はもう少し待っても良かったんだが、ぼくの住む地域は埃がひどく、すぐクリーナーが汚れてしまうので、オイルも2000キロをめどに交換することにしている。
それで思ったんだが、SF映画に出てくる戦闘機とか、地上車のオイル交換はどうなっているんだろう。どんな新技術が出てこようが、回転したり、上下運動をしたりする部品があるからには、どうしたって、オイル交換は必要に思える。
特にマッドマックスの世界では、雨が降らないから、砂漠の砂でバイクや四輪が故障しそうだ。あの映画に出てくるバイクや四輪は、今のものとほとんど変わらないか、少し古めのメカだから、同じように故障するし、燃料も必要だろう。燃料はアルコールなどで代用できるかもしれないが、可動部分の摩擦を減らすには、なんといっても潤滑油が必要なはずだ。
ラリイ・ニーヴンの「神の目の小さな塵」という小説では、モート人という異星人が、摩擦ゼロの物質を使って、地球人用のトイレを提供していた。表面の摩擦がゼロだから、汚物も一切、こびりつかないということだ。
そうだよなあ。表面を摩擦ゼロに加工できれば、いろんな用途が考えられる。
たとえばエンジンのピストンとシリンダー部分。
あれはぴったりと噛み合っているが、僅かながら遊びの部分がある。そこに潤滑油が沁み込み、両者の摩擦を軽減している。しかし表面の摩擦を文字通りゼロに出来れば、潤滑油なんていらなくなる。
もっとも、未来のメカに内燃機関なんて存在しないだろうから、利用する部品は少なくなるだろうが。
あっ、スケートリンクはどうかな?
摩擦ゼロだから、スケートは必要なくなるか?
しかし氷の表面をつかむ、エッジがないと方向転換はできなくなるだろうから、無理か……。
やっぱりトイレに使うのが、もっとも利用価値のある回答ってわけか!




