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住みたい世界

 この間、you tubeを見てたら名越康文という心理学者のチャンネルで「ゼルダの伝説 ブレスオブウインド」のゲーム画面を見ながら、かれが感想を述べるというやつをやっていた。

 この名越氏、結構ゲーム好きで、たしかファミ通なんかでも連載やってた。

 ゼルダのゲーム画面を眺めていた名越は、「こんな世界だったら、一生住みたいなあ」と嘆息していた。


 うん、そのくらいSwitch版のゼルダは画面が美しい。

 空気遠近法が効果的で、ある意味リアル感がはんぱない。それほど描写をつめていないのに、色や、光のコントラストが絶妙なので、PS4なんかによくある、キッチキチのリアル画面より、真実味がある。

 画面は美しいし、自然は豊かだし、こんな風景の中で暮らせたらいいなあ、とはぼくも思うけど、でも、敵キャラがいるしなあ……。ちょっと油断したら、ぼくだったらあっという間に取り囲まれて死亡フラグが立っちまうだろうな。


 以前にもちょっと書いたと思うが、ゲームや映画などで、行ってみたい世界について考えよう!

 シュワルツェネッガーの映画で「ラスト・アクション・ヒーロー」というのがあった。

 映画そのものは予算を掛けた割に、ポシャってしまって、歴史的な失敗作とされるのだが、あのアイディアはわりと魅力的だ。

 魔法のチケットを使うと、あらゆる映画の世界へ入り込める。

 同じようなアイディアでは、ウッディ・アレンの「カイロの紫の薔薇」というのがあった。こっちは、架空のモノクロ映画である「カイロの紫の薔薇」の登場人物がいきなり現実世界へ飛び出し、主人公のヒロインと恋愛する、というような内容だった……気がする。

 なにしろ昔観た映画だから、あんまり憶えていないんだ。


 どんな映画の世界がいいかなあ……。

 まず頭に浮かぶのは、スター・トレックの世界だ。惑星連邦では、人種差別も解消され、あらゆる問題が解決されているように見える。しかし何度も世界は滅亡しかかっているけどね。でも、エンタープライズ号と、カーク船長がいれば安心だ。

 スター・ウォーズはどうかというと、結構油断できそうにないな。なにしろ惑星タトゥイーンでは奴隷制度が存在するしな。ただし惑星コルサントはわりと文化が進んでいて、娯楽設備も充実していそうだ。

 穴場なのが人形劇のサンダーバードの世界だ。60年代のレトロな未来世界は、わりと魅力的だ。もっとも、じぶんも人形になってしまうのは、どうかなあ……。


 マンガの世界では藤子・F・不二雄の「21エモン」という作品がある。

 宇宙人によってワープ航法を学んだ地球人は、宇宙へ飛び出し、地球は理想的な世界へ変貌する。もっとも貨幣制度は残っているようなので、先立つものは現金ということはちょっと、アレだな……。


 まあ、結局好みの世界へ行けるというのなら、やっぱり日本語は通じてほしいよなあ。

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