秘密基地~その2~
本日、珍しく仕事が三時に終わり、時間が余ったんで「じゃあ、ブック・オフでも覗いてみるか」と近所の店に。何かあるかな? とゲームのコーナーをうろうろすると、ぼくの視線があるソフトに留まった。
ゲームボーイアドバンスの「MOTHER1+2」と「~3」。
おっ、いつか手に入れようと思っていたんだが、こんなとこにあったのか!
速攻ゲット!
二本で八千円ちょっとだった。
うーむ、これってプレミア価格?
でもまあ、仕方ないか。
ということで、話のマクラはこれくらいにして、本日は前回の続きだ。
秘密基地について考えていると、つぎつぎといろんな妄想が浮かんでくるな。
VRゲームで秘密基地をつくるソフトなんか、出てくれないかな……。
やっぱり模型なんかじゃなく、その中を歩き回ったりしたいじゃないか!
自分だったらどんな秘密基地を作ろうと思うだろうか。
そうだな、どうせなら意外な場所に設置したい。
たとえば東京都庁が秘密基地だったら、どうだろう。
あの建物がばっくり二つに割れて、その内部からロケットが上昇するなんて、格好いいじゃないか!
定番なら富士山の裾野……あっ、いかんいかん!
それじゃ某宗教組織と同じことになってしまう。他人からはサティアンと呼ばれてしまうぞ。
格好を気にするなら、やっぱりロケットが飛び出すところは、流れ落ちる滝の裏側でないと。
それで秘密基地を作ったなら、この組織の目的は何にしよう。
悪の秘密組織なら、そりゃ世界征服でしょう!
えーと、で、どうやって世界征服を達成するの?
世界中の経済を一手に握って、毎日が酒池肉林のぜいたくな暮らし……?
全世界の人間が、じぶんの命令に絶対服従して、どんなことでも「イエス!」と答える。
んー、と、それって楽しいか?
諸星大二郎のマンガに、総ての人間を自分の意のままに従うことを狙い、今でいう仮想現実のシステムを構築した人間がいたが、結局、征服の手間を考えて「あー、面倒だ!」とばかりに、結局自分の構築したシステムに自分が世界を征服した仮想現実を造り出して、その中で幸せに暮らしている……なんて、話があったぞ。
結局、妄想している間が一番、ということだな。




