続・読書日記
先日、事情あって胃カメラ検査をすることになった。
結果は異常なし、ということで、一安心したんだが、人生はじめての胃カメラでドキドキだった。
いやーあんなもんだったとは、思っていなかったよ。
ほら、よく芸能人が健康チェック企画で、胃カメラ検査をするでしょう。だからそんな大変だと思わなかったんだが、カメラが喉を通っていくと思わず「うげっ!」となってしまった。ヨダレは出るわ、胃の中をかきまわされるわ、もう二度とやりたくないな。
よく「痛くない腹を探られる」という慣用句があるが、まったくその通りだ。
とにかく健康には気を付けないとね。
で、今回は前回に続き本の購買報告だ。
前回で購入した古本屋で再び古本を探したら、三冊の古本を発見した。
クリストファー・プリースト著「スペースマシン」
荒巻義雄著「神聖代」
野田昌宏著「スペースオペラの書き方」
の三冊。
全部百円均一のセールス品で、ほら、店先にならんでいる古本があるでしょう。ぼくの購入したのはあれだ。
並んでいる古本を眺めてみたんだが、多分、これを古本屋に売ったのは、ぼくと同じくらいの年齢の、SFマニアと見た。
カート・ヴォガネットや、J・G・バラードとか、七十年代八十年代のSFがずらりと並んでいる。
ふむふむ、これを売った人は、ぼくと趣味があいそうだなあ……。
そうなんだよなあ!
今、アニメやゲームは大盛況だが、それをささえているSFとかファンタジーは、それほど語られていない。
よく言われているんだが「スターウォーズ」がブームになった時、SFについて語ろうとしたら「そんなのいいから、スターウォーズの話をしてくれ!」と言われたそうな。つまりスターウォーズのファンはいるが、SFのファンではなかった、ということ。
「ハリーポッター」の時も、それ以外のファンタジーについてはファンは一切興味をしめさない、ということがあった。
やれやれ、ぼくはひっそりと昔のSFを一人楽しむことにするよ。




