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パロディ映画とは……

 と、タイトルをつけたのには訳がある。

 ぼくの観てきたパロディ映画を並べる前に、ちょっと分類のようなことをしてみたいと思ったからだ。


 パロディ映画を分けると、まず有名作品をそのままパロったものがある。

 例をあげると「親指スター・ウォーズ」とか「レゴ・スター・ウォーズ」とか。

それだけじゃないぞ。意外と見逃しそうなのが、ポルノ作品だ。たいていアメリカのアダルト・メーカーで制作されたものだ。とにかく量が多く、映画がヒットすると、すぐさまタイトルをちょっとだけ捻ったお手軽なポルノ作品が大量に出回る。

たいてい、いや、例外なく駄作だ。

 もっとも、ああいう業界で傑作を作るような人間は、すぐに別の業界に移るだろうから、結局、ポルノ作品で鑑賞にたえるものは皆無、といっていい。

もしかしたらあるのかもしれないけど、ぼくはタイトルだけ目にして「あっ、駄目だあ」と判断して、手に取らない。

 誰か傑作を知っていたら、教えて。


 次に特定の作品を念頭にしているのは明らかだが、権利関係でゴタゴタしないよう、架空の作品をパロった映画、なんてのがある。

 数は少ない。

 代表的なのは「ギャラクシー・クエスト」。これ「スター・トレック」のパロディなのだが、そのままやったら著作権に引っかかるので、タイトルにある「ギャラクシー・クエスト」という架空のテレビシリーズをこしらえて、そのシリーズの出演者たちがドラマに巻き込まれる、という複雑な仕掛けになっている。

 詳しくは、この映画を取り上げるときに述べよう。

 括目して待て!


 最後に特定の作品ではなく、ジャンルをパロったもの。

 例えばスパイ映画をパロったもので「オースティン・パワーズ」というのがある。

 タイトルのオースティン・パワーズというのは、伝説的なスパイで、60年代東西冷戦のころ活躍したが、今は冷凍睡眠に落ちて、眠っている、という設定。

 このオースティンが、五十年ぶりに目覚め、宿敵と戦う、というストーリーなのだが、彼の意識は60年代のままなので、ことごとく現代の常識とぶつかる、というもの。

 あっ、これも詳しくは、後で。

 ジャンルをパロる、とは西部劇なら、西部劇の「お約束」というのがあるでしょう?

 いわゆる「ベタ」ってやつ。

 そのジャンルを愛していれば「ああ! あるある!」と大喜びしそうなネタ。


 そう、そうなのだ!


 パロディは「愛」である!

 ジャンルに対する、あるいは作品に対する愛なくして、パロディはありえない。

それがないこころざしの低いパロディ映画から感じられるのは、ただ才能も、愛情もなく、手っ取り早く一本作れるからいいや、という実にいやらしい動機のみだ。


 諸君!

 それでは、ぼくが観てきたパロディ映画についての文章を楽しみにしてください。

もしかしたら、ぼくの知らないパロディ映画について誰か教えてくれる人がいれば、嬉しいです。

 まあ、ぼくは単なる映画好きなので、たいしたことは書けないと思うけど。

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