ロボット、ロボット、ロボット!
最近、仕事から帰宅するとyou tubeを見るのが日課になっている。
うん、そりゃ、地上波のテレビも見るけど、you tube動画を見ることが多くなった。
とにかく、いろんな動画がアップされているから、飽きないよ。
たいては、おすすめで見るんだが、たまに検索かけて動画を探したりする。
で、今回、みんなに見て欲しいのが「メトロポリス」関連の動画だ。
言うまでもなくフリッツ・ラングのドイツ無声映画作品。同名の手塚治虫原作のアニメもアップされてるけど、今回は古いほうの映画の話だ。
この映画に登場する有名なロボットは、マリアという名前の女性型ロボットだ。
多分、SF好きなら、誰もがその画像や、映像を見たことがあるんじゃないかな。
あのCー3POのモデルとなっていることは、知っているよな。
映画解説の淀川長治氏は、Cー3POを「あんな醜いロボット、メトロポリスのマリアへの侮辱です!」と大変お怒りのようだけど、まあ、それも少しわかる気もする。
とにかく久しぶりにマリアの起動シーンを鑑賞したんだが、やっぱり「すげー!」と思ってしまう。
なんでもあのロボットの中に入っていたのは、この映画でマリア役の女優で、あれだけで数十キロはある重たい外殻に大変、苦労したそうだ。当時は樹脂製の着ぐるみなんて存在しないので、あのロボットすべて本当の金属を使っていたそうだ。
そりゃ、重たいよ!
この頃のドイツ映画って、いろんな意味ですげーよなあ。
あのロボットのデザイン、もうちょっとで「不気味の谷」に落ち込んでしまいそうな、ギリギリのラインだと思う。あれ以上人間に似せたら気味悪いだけだし、もうちょっと機械っぽいデザインだったら、笑いを生みそうなダサい感じになってしまう。
美しいけど、怖い、そんな究極の美を実現していると思うよ。
ロボットといえば、1950年代にアメリカで制作された「禁断の惑星」という映画に登場した、ロビーというロボットがいる。このロビー、映画に登場するやたちまち人気者になって、玩具は爆発的にヒットしたり、あるいはいろんな映画やテレビにその姿を見せるようになる。
あの「ミステリー・ゾーン(本国ではトワイライト・ゾーン)」のエピソードに使われたり、あるいは「刑事コロンボ」にも登場したりする。
この辺が、アメリカ映画とドイツ映画の違いかな、と思ったりする。
興味がわいたら、ぜひ、検索してみて!




