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映画評って難しい

 いやー、やっちまったよ……。

 何がって、今月カードの請求が思いのほか高かった。

 いやいや、何を買ったんだろうな?

 うーん、と思い出すと、そーなんだよ、案の定DVD-BOXを何セットか購入していたんだな。これじゃいくら金があってもおいつかない。大体、ぼくはパートの低所得者だもんな。無駄遣いは禁物なんだが、ついつい請求ボタンをぽちっとな……。

 だから最近はネット配信の映画を観るようにしている。

 近頃観たのは「ダウンサイズ」というマット・デイモン主演の映画。

 どんな話かというと、映画の中で人間を十二分の一に収縮する技術が開発され、人間は十三センチまで縮んでしまうという設定。

 なんだかウルトラQの「8分の1計画」みたいな話だな。

 人間が小さくなると、食料その他資源は千分の一ですむ。体積がマイナス三乗になるからだ。

 それでレビューを見ると、どのレビュアーも「退屈」「つまらん!」「最低」とさんざんな評価。

 そうかなあ、あらすじを読むと、結構面白そうなのになあ……。

 唯一、高いレビューをしている人がいて「なんで他のレビュアーが低い評価をしているのか理解できない」との評価に力を得て、とにかく観てみたよ。

 結果。

 面白かった!

 本当になんでみんな、そんな低い評価しかしないんだろう。

 人間が小さくなる映画といえば「ミクロの決死圏」がまず思い浮かぶが、コメディでは「ミクロ・キッズ」というのがあった。主演のリック・モラニスがものを縮小させるマシンを発明するが、手違いで子供たちが縮小されて大騒動……というようなストーリーだった。典型的なスラップ・スティック・コメディだった。

 おそらく低いレビューをしていた人たちは、「ダウンサイズ」という映画が、そんなドタバタ・コメディと思ったんだろう。

 けど、この映画はドタバタ場面はむしろ少なく、マット・ディモンの人間的成長を描くことに主眼がおかれていて、ごく普通の映画といっていい。

 多分、いつコメディらしいドタバタ場面が繰り広げられるんだろうと待ち構えて視聴していた人たちは、さっぱりそんな場面が出てこないのでガッカリしたんだろう。

 まあ、わかるけどさ。

 やっぱりレビューだけじゃ判断できないってことだな。

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