元号予測
今年は平成という年号の、最後だそうだ。
四月になると、新年号が発表される。
というわけで、ちょっと早いが、新年号を予測しちゃおう! という企画だ。
でも「これが年号の漢字です!」とは無理だな。
第一、年号を選ぶには古今の漢書に通じていないとだめだし、ぼうだいな漢字の中からそれを予測するなんて不可能だ。
で、ぼくのやろうとしているのはアルファベット予測だ。
つまり平成なら「H」。昭和では「S」。大正は「T」。明治なら「M」となる。
この頭文字を予測しようという企画だ。
これならかなり予測範囲がしぼられる。
まずH、S、T、M、の四種類は外される。同じ頭文字になる年号は避けられるだろうから。
さらにOやIも、数字のゼロと、一に間違えられるのでありえない。
QとVとXは、日本語の発音にないから外そう。
Lは小文字で書くとlとなり、これも数字に間違えやすい。
Zは人によって「2」に見えることもあるから、外す。
さあ、どんどん範囲がしぼられたぞ!
さて、つぎは発音上の問題だ。
残されたアルファベットのうち、日本語の発音で用例が少なそうなのを外そう。
G、B、P、J、D、などの濁音、半濁音はどうだろう?
この中でPは候補から外していいんだろうと、思う。P音ではじまる漢字って、思いつくかな?
外国人にとってJは「じゃ、じゅ、じょ」と発音せず「やー、ゆー、よー」と発音する可能性が高く、街区人の発音を考慮して外すこともありだ。
やはり頭文字にするのは清音の可能性が高いだろう。
これで残ったのはAEUFCYNKWRの10文字だ。
んー、まだまだ10個もあるのか……。
しょうがない、それでではベストスリー予測で今回はしめることにする。
まず第三位!
ジャーン!
それはEだ!
平仮名で書くと「え」。
「え」で始まる音の漢字は「永」「栄」「英」と豊富にあり、おめでたい字も含まれる。
第二位!
ジャーン!
それはAだ!
平仮名では「あ」になり、さらにHSTMと字面が似ていないから、間違いにくい。
最後に第一位!
ジャジャーン!
栄光の第一位はKとする!
さてさて、ぼくの予想が当たっているか、外れているか、四月を楽しみに!




