雲の王国
なんだか「ドラえもん」劇場版のようなタイトルだが、残念ながら関係はない。
ネットで適当に動画を視聴していたら「クラウドゲーム機」の紹介動画を見つけた。
ほほお……。
なんだか面白そうじゃないか。
クラウドゲーム機とは、ゲームの進行や計算をサーバー側で行い、手元にあるのはコントローラーと、入出力だけという超シンプルなシステムだ。したがって、PS4やXBOXのような本格的な本体を必要としない。
これはある意味、革命的だ。
なにしろ必要な計算を、サーバー側で肩代わりしてくれるので、ユーザーがネットに繋がる環境があれば、すぐにも始められる。しかも安い! 数千円……動画で紹介されていたのは、三千円という値段のゲーム機だった。
三千円のゲーム機だってえ?
まるでファミコンのパチモンみたいだが、そうじゃない。
とにかく最初に書いたが、必要なのはネットにアクセスする入出力ポートだけなので、値段もそんなもので収まるのだ。
利点は、システムや、ゲームのバージョン・アップが容易だということ。
普通、ゲーム機のバージョン・アップだと、本体を買い替える必要がある。
例えば、今までPS3で遊んでいたが、PS4のゲームを遊びたいなら、PS4に乗り換えなければならない。そのたびに、数万円の出費が必要だ。
それがなくなる。
ゲームのバージョン・アップも同じ理屈だ。
アイテムや、マップ、敵キャラなんかを追加することも簡単だ。
さて、このゲームシステム、新たなゲーム機の未来になるのだろうか?
そこでちょっと妄想してみよう。
もしかしたら、クラウドゲーム機の未来に、最近公開された「レディ・プレイヤー・ワン」があるのかもしれない。
あんな革新的な仮想現実世界、サーバー側で相当肩代わりしないと、中々うまくいかないのではないか?
でもちょっと心配なのは、外部からのハッキングだ。
その点、対策は十分だろうが、どんなものにも弱点はある。
ともかく、楽しみなシステムではある。




