マンガ家の影響
手塚治虫
大友克洋
さいとうたかを
池上遼一
横山光輝
諸星大二郎
桑田次郎
バロン吉元
松本大洋
水木しげる
いずれも有名なマンガ家の名前だが、これを見て何か気づかないだろうか?
上の五人と、下の五人にはある特徴がある。
上の五人に共通するのは、いずれも多数の模倣者を輩出してることだ。
手塚治虫はいうまでもなく、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫などが影響を受け、初期にはそっくりな絵柄でデビューしていた。
大友克洋も、デビューして以来、多数の模倣者を生んでいる。
さいとうたかをは、劇画の創始者だし、さまざまなマンガ家がその影響で登場した。
池上遼一もまた、一時は無数の模倣者が現れた。
下の五人には、これといって模倣したといえるマンガ家はほとんどいない。
なーんでだろうな?
やっぱり絵に特徴がありすぎるからかな?
諸星大二郎はちょっと特殊すぎる絵柄だけど。
あのですね、諸星は「絵が下手」という勘違いが一部にあるようだけど、実は彼は絵が上手い。デッサン力は結構あるのだが、マンガの絵にする翻訳能力が低いので、ヘタそうに見えるのだ。
ここに挙げたのは男性誌、少年誌で活躍するマンガ家の名前だが、少女漫画ではどうなのか。
ぼくは詳しく知らないのだが、萩尾望都とか竹宮恵子などに、影響を受けたマンガ家はいそうだ。
今のマンガ家ははっきり、アニメの影響下にある。
これからのマンガ家は誰の影響を受けるのだろうか。
もしかしたら、アメコミ?




