虚構と現実なんちゃって……!
今回、この文を書いているのは11月13日。
つまり地上波で「シン・ゴジラ」が放映された翌日だ。
みんな、観たかな?
ぼくはBlu-rayで買っているけど、あえて放映を見たよ。
なんだか芸人のスギちゃんのネタで「ハリーポッターが日テレで放映される日に、あえてレンタルで借りてやったぜ~、放映と同じ時間に、DVDで見たぜ~」みたいだが。
「シン・ゴジラ」については、いろいろネタ元があることは知っているよね。
たとえば「パトレイバー」の挿話にネタの一つがあるし、ほかにも庵野監督が学生時代に自主制作した「帰ってきたウルトラマン」もネタの一つになっている。
でももう一つ、カール・セーガンの原作である「コンタクト」という映画が、ネタになっていることはあまり言われていないようだ。
ええと、どこまでネタバレしていいのかな?
興味のある人は「コンタクト」を観てほしい。
「ああ、あそこか!」ってとこがあるから。
それと細かいところだが、ストーリーで重要なキーマンとなる牧元博士の出身校が「城南大学」ってのも、映画界では有名なネタだ。
古くは加山雄三の「若大将」シリーズで登場するのが城南大学。
架空の大学では必ずこの大学名が使われる。
ほかにも警察署で「城南署」とか「城南新聞」とかいろいろ使われている。
そのため、城南大学が本当に実在するんだと、思い込んでいる人もいるって噂だ。
さて、放映を観たんだが……。
ふんふん、やっぱりCMが間に挟むと、テンポがずれるなあ……と、まあ、普通の感想を持ったんだが、放映が終わって直後!
画面がニュースの予告になって、日本海で演習する日米の艦隊が映し出された。
三隻の空母と、随行する海上自衛隊の護衛艦というショットが、まるで「シン・ゴジラ」の続きに見えた。
うほほほほ……!
これはテレビ局も意図しないものだろうが、なんだか虚構が現実を凌駕しているような気になって、ちょっと震えたよ。
面白いと言っては不謹慎だが、ちょっとこんなこと考えたんで書いてみた。
それではまた……。




