中学生レプリカントと筋肉バカ
「ブレードランナー2049」と「マイティ・ソー/バトルロイヤル」を観て来たよ。
いちおうネタバレなしで、感想を書いてみよう。
「2049」のほうは、うーむ、なんだろう。
ネットなどでは絶賛の嵐だけど、そんなに凄いとはどうしても思えない。
なにしろ主人公の「K」が中学生に見えるんだよなあ。
街娼のレプリカント女からは「本物の女は苦手?」なんて言われるし、恋人は仮想現実のホログラム映像だし。
気になったのは前作とあまりにテクノロジーが違いすぎる描写。
どういうことかというと、前作でも出て来たスピナーという乗り物。
前作のスピナーは、現在の航空機の延長線上にある乗り物の描写になっていたんだが、今回の「2049」のスピナーはどうも反重力で飛んでいるような感じだ。
スピナーにはドローンが付属していて、このドローンが独自に行動して、周囲を警戒したり、情報を採取する。このドローンも、どういう原理で浮遊しているかわからない。
ウォレスというキャラクターの周囲に、視覚を助ける装置が浮かんでいるのだが、指先くらいの小さな装置がどういう理屈で浮かんでいるのか?
もし反重力が存在するなら、社会は確実に変化しているだろうが、そんな描写もなかった。
要するに映画に登場するテクノロジーが、乖離しているんだなあ。
もうひとつ重要な要素としてホログラムがある。
このホログラム、物凄く性能が良く、雨が降っていても、背後に光源があっても現実と変わりなく見える。こんなホログラムあったら、社会にどういう影響があるかちょっと考えてもいいだろう。
とにかく前作のテクノロジーと、あまりに違いすぎてそれが気になる。
次、「マイティ・ソー~」いってみよう!
こっちは気楽に観ることができた。
こういう知能指数が低い映画、たまに観るとホッとするなア。
とにかくシナリオがユルユルで、主人公のソーが筋肉バカという描写が笑った。
あいかわらず原作者のスタン・リー爺さんがチョイ役で登場。このジジイ、八十を越えているのに元気だよなあ。
ただちょっと残念だったのは、敵役のヘラを演じたケイト・ブランシェットが女王然としていて期待したんだが、出演場面が少ない!
このケイト・ブランシェットという女優さん、今までエルフの女王だったり、エリザベス女王だったり、女王様を演じることが多い。
次は是非、日本神話のアマテラスを演じて貰えないだろうか。
次回報告するとしたら「ジャスティスリーグ」かな?




