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エピローグ

『……もしもし、こんな時間帯に、どなたですか?』

「……ありがとうございます。あなたのおかげで僕は、変わることができました」

『……はい? あの、どちらさまですか? 間違い電話ではないでしょうか、うちは――ちょっと今電話中なのよ、静かにしなさい! ――ええ? 知らないわよ、昨日の内に時間割見ておきなさいってあれほど言ったじゃない! ――ああ、アナタお弁当忘れてる! ネクタイも曲がってるわよ、もう! ――ちょっといつまで朝風呂入ってるつもり! もういい加減出てきなさい、あんた一人のために水道代いくらかかってると思ってるの! ――ええと、もしもし? なんでしたっけ? どちらさまですか?』

「……いえ、なんでもありません。早朝お忙しいなか、失礼いたしました」

僕は、どうかご家族を大事にしてあげてくださいとだけ、本心から言って、電話を切った。

いつか命の恩人の物語に、また登場することができたなら……僕はきっと、彼女との距離を縮めることだろう。縮めてそうして、幸せな光を得ようと手を尽くすのだ。でも、とにかく今は、子機ではなく……愛する人の手を、握っていたかった。




FIN.


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