作家する擦過
平凡な大学生であることをもって自ら認めていた主人公は、しかしある時ガールフレンドとの別れをきっかけにどうも自分が通常人と感覚を異にしているのだと気づかされる。記憶もおぼろげな過去を述懐し、何が正しくて何が間違っているのか、自問自答しながらモノレールに乗る彼を、悲劇が見舞った。風に左右された不安定な箱は、目的地まで人を運ぶその半ばでレールから車体を逸脱させて……。
プロローグ~敗残せる者の魂は、浮遊する~
2015/02/05 11:14
一章~示される言葉だけが、世界のすべて~
2015/02/06 19:49
二章~言葉とは、人が通じ合える唯一のコミュニケーションツールであり、最大のディスコミュニケーションツールでもある~
2015/02/07 16:20
三章~フィクションが与えるものとは過程です~
2015/02/08 17:03
四章~実利と美の金愛(兼ね合い)が世界
2015/02/09 00:49
(改)
五章~非現実的なロマンチック~
2015/02/09 23:42
六章~教えられるだけの生き方は、本質を外す~
2015/02/10 14:42
七章~死は志の行き着くところ~
2015/02/11 15:18
八章~勉学せる者が落ち入る陥穽
2015/02/12 15:01
(改)
九章~自らの、可能性の翼を折り畳む行為を恋と、人は呼ぶ~
2015/02/13 16:59
(改)
十章~人と人とのあわいに横たわれる一冊の本~
2015/02/15 19:49
(改)
十一章~僕に対して差し伸べられた慈悲の手が、僕の首を絞めているだなどとはまさか誰も思うまい~
2015/02/15 19:56
(改)
十二章~お金ってなんですか――欲はにやりと笑った。心ってなんですか――僕はにやりと笑った~
2015/02/17 15:15
(改)
十三章~僕はただ、誰かを愛しただけなんだ~
2015/02/18 16:11
(改)
十四章~人は一人で生きられない。人でなしも、一人で生きられない~
2015/02/19 12:11
十五章~安眠は永眠、揺籃は墓場、天国は地獄~
2015/02/20 17:42
十六章~イスカの嘴の食い違い~
2015/02/21 23:27
(改)
十七章~自然な笑顔は無い、ただ作為があるだけ~
2015/02/22 22:59
(改)
十八章~虚言なくして、天国なし~
2015/02/23 20:07
エピローグ
2015/02/24 19:37