閑話-誰かの語る プロローグ-
どーも、どーも、初めまして。
初めてお目にかかる方も、そうでない方もどうぞお話をお聞きくださいな。
戯言、世迷いごとではございますが、誠心誠意語らせて頂きます。
おまえは誰かって?
・・・。
それは次にお会いしたときに取っておきましょう?
※※※※※※※
人生にはいくつかの「転換点」と呼ばれる節目が存在する。
最近の子達には「ターニングポイント」という方が、しっくり来るだろうか?
まぁ、どちらにせよ、人生で何度も体験する事象であるのは間違いない。
身に覚えがない、という人もいるかもしれないが、大小の違いはあれど体験しているはず。
例えば、「帰り道で、右を選ぶか左を選ぶか」これも立派なターニングポイントの一つだ。
・・・そんなの小さいことだって?
確かに例えたのは、小さなことだ。
けど、言いたかったのはそこじゃないよ?
目の前のことじゃなくて、本質について言いたかったんだけど・・・。
これじゃあ、わかり辛いってこと、か・・・説明するって難しいね。
んー、じゃあこれならどうだろう?
IF。
この言葉なら聞いたことがあるはずだ。
学生なら英語の時間に。
社会人なら関数の一つとして。
この「IF」が「ターニングポイント」とどう関係するか?
もうここまで来たら、察してくれよ。
誰しも一度は考えたことがあるだろう?
「もし、あの時」ってね。
何かを転換する点。「ターニングポイント」或いは「IF」。
ああ、そうそう。
人生の「転機」なんて表現もあるね。
「帰り道で」というポイントを起点として「右に行くか」「左に行くか」を選ぶとする。
確かに簡単。考える必要なんてない程に、ね。
けど、よく考えてみてよ。
どちらを選ぶにしても、確実にどちらかを捨てる事にはなるだろ?
ひとつの点を選び、もう一つの点を捨てる。
選択した点は次の行動へ繋がる。
ああ、そういえば似た遊びがあったね。
点と点で線を結んで、何かの絵を描く遊び。
これが遊びでない、としたら?
点と線で描かれた絵。それが自分の人生の形そのもの。
・・・て考えると無視はできないよね?
考えてみると、人生は「小さな選択」の集合体なんだ。
ヒトはこれを「軌跡」なんていう。
誰が考えた言葉かは知らないけれど、上手い表現だと思わないかい?
・・・つまるところ、選択を迫られない人間なんていない。
偶然か必然か、なんて関係ない。
気付く、気付かないも関係ない。
意思の有無も・・・或いは関係ない。
ただ在るがままに受け入れるしかないモノ。
傲慢にして無慈悲なモノ。
「転機」
ま、ようはこの言葉の説明をしたかったが為の「転換点」、「ターニングポイント」、「IF」だったわけ。
長い件にお付き合い頂きどうも有り難うございます。
付き合ってくれた君たちに良いことを教えよう。
ここだけの話。
ここだけの話だよ・・・?
ぶっちゃけていうとね。
人生の「転機」なんて誰にも予測不可能なのさ。
「そこらに転がっていることもある」
「自ら必死になって探さないと見つからないこともある」
・・・。
『あれだけ偉そうに語っておいて、結局はその程度』?
いやいや、呆れる気持ちはよく解るけど!考えてみなよ?
どうにもならないことだからこそ、偉そうに語れるんじゃないか。
そう。いつ、だれに起こるとも限らない事象。どうにもならない事象。
もしかしたら明日にでも、あなたに起こりうるかもしれない転機。
じゃあ、彼女の場合のテンキは・・・なんだったのかな?
文章を書くって難しい・・・。