絶対に笑ってはいけない部活紹介…………4時 その5
更新遅くなってすみません。
「部室棟はまだまだあるんだが、今日はこの棟で終わりにするか…。」
そう言って会長は次の部室の扉を開けた。
この棟の部室は後三つだ。
「ここは、ゴルフ部だな。土日や祝日、長期休暇の時にこの中にあるセキュリュティロッカーのゴルフクラブを持ってく。まぁ、全部部員の私物だ。」
「これどれだけ予算使ってるんですか………?」
「元々予算は豊富なんだ。とりあえず良いもの買って後は放置だからな。」
セキュリュティロッカーと呼ばれる物はロッカーとは言えないほどゴツく、何か余計な物まで着いてる気がする。
「ちなみに普通のロッカーには古くさいアイアンとグランドゴルフ用のクラブとゲートボール用の道具が詰まっている。」
そう言いながら、ゲートボールの棒を一つくいっと引いた。
『ゴゴゴゴ…………。』
何か人の声が聞こえるんですが………。
そう思っていると、
『グワァラゴワラガキーン!!!!!!』
と大音量で悪球打ちの男○鬼さんの打球音が人の口で再生された。
「相変わらず変なチョイスだな………。私なら普通にどっかーんにするぞ。」
「会長のセンスもどうかと思うんですが………。」
出てきたのは歴代のトロフィーと諭吉さんの山。
「また増えてやがる………。脱税疑われるからここに置くのやめてパーッと使うなりすればいいのにな………。」
私の腰はあれだけの大金を見て腰が抜けてしまった。
「な、なんてこんな大金がこんな所に………。」
「なに言ってるんだ?ゴルフは実力があれば一番稼ぎやすいスポーツ上位だぞ。周りの妨害も無いしケガもしにくい。それに、年が低くても普通にできる。テキトーに大会に出て優勝すればこのくらい朝飯前なんだよ。五代部長の石川 綾瀬さんは大会に出まくって三年の時は副賞のロールスロイスを担任にプレゼントしてたぞ。担任の顔は嬉しさ半分恐怖半分だが。」
そりゃあビビるだろう。
いきなりポンと大金持ちが乗る車渡されたら。
「ちなみにその担任は教師になって三年目……まぁ、あの人が入学してきたときに新卒の先生だ。だから………8歳差か………。結婚したんだよな、その二人。まぁ、その人は私の小学校一年の時の六年生だったから………今23歳だな。で、1ヶ月の子持ち。」
「………結婚してるとは思いませんでしたよ……。」
「まぁ、仲のいいおしどり夫婦だし、どっかの小説には16年上でしかもバツイチ子持ちの恩師と結婚してる人もいるし普通だろ?」
というか、子持ちかぁ……。
「女の子で、多分綺麗にかわいく育つんだろうな。例がここにいるし。」
そういえば、新体操の日本代表の娘の私はアイドルになってましたしね……。
「次は……パン食い競争研究部か………。」
「なんてすかその奇妙な名前の部………って、同好会じゃないんですか!?」
「部員は結構多いぞ。ほら、これ名簿。」
見てみると、とにかく多かった。
「ちなみに同族っぽい借り物競走研究同好会は存在するが…………。」
そっちは同好会なんだ……。部かと思ってしまうほど、微妙な部だ。
「まぁ、体育祭のパン食い競争はこの部が取り仕切っているが、毎回変な事が起きるんだ。」
「まず、一年の時、ある男子生徒がそのパンを食べた。それから数秒後に謎の光が放たれ、気が付くと、その男子生徒は『俺は弟を救えたんだ!!』と言っていて、私のクラスにその男子生徒と同じ名字の男がいたんだ。しかも、周りは何も気にせずに話しかけて、笑いかける。そして私はその男子生徒に聞いてみると、時を今の姿のまま越えて、弟がトラックに引かれそうなところで助けたらしい。気が付くと、その弟が手を伸ばして『兄ちゃん大丈夫か?』と手を伸ばしていたらしい。時間を見ると当時の体育祭の時間だったらしい。」
………感動はなんとかできるけど、それ以前にそれじゃ○んだよね?人の命救うほどのとんでもないパンだよね?
「これはネットオークションで買ったと言っていたな………………パン食い競争部は。」
「どこで売ってるんですかそんなもの……。というか誰が作ってるんですか………?」
「知らん。どっかのオタクじゃないか?」
オタクの力ってスゲー!!
謎の音声が私の頭の中で流れた。
「ちなみに、去年の被害者は二人だったな………。白龍ともう一人の男子生徒だ。」
「二つ……ですか?」
「そのパン二つは同じ時に並んでいた。残りの三つは世界三大珍味をふんだんに使った月に一回購買に出るようなパンと長さ一メートルのホットドッグ、最後にトンペイ。」
「一つパンじゃないもの混ざっていたんですが………後どれだけバスケ漫画に浸食されているんですか……。」
「さすがにじゃ○んだけじゃ波乱起きるからな。後トンペイは焼きたてだ。」
「そのレースはこの動画サイトでみれる。たしかお気に入りが100万越だったかな。」
その動画を見ると、かなりシュールなパン食い競争だった。
「白龍は『天使っこは完璧な萌だったぜ……アイツの指名した子も好みだったぜ………と逝った。」
「黒江さん……………。」
そして、この棟の最後の部室に入る。
「……………………っ。」
「相変わらず、片付けることができないな………ここは。」
女子フェンシング部部室………鍵は五個、かなりのセキュリュティで、その中は……。
「な、何があったんですか………。」
何本も折れたフェンシングの剣と、傷だらけの壁、凹んだロッカー、何本も転がっているコーラの缶、全て凹んでひしゃげている。
何者かが暴れた痕跡が、そこにあった。




