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birthday・time  作者: 架世 凪鎖
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どうやらこの体はすでにやばいらしい

『あー、マスターはもうそろそろ自分がどうしてこんな体になったのか知りたいでしょう?』

「うん、普通に考えてこれ異常現象だからね。僕のまわりの人があまり動揺しなかったけど、普通ならショック死するレベルだからね。」

『まぁ、このこと話すには、birthday・timeの制作過程から話さないといけないんですよね……あ、BGMはカゲ○ロのアウ○ーサイエ○スでいいですか?』

「いやいや、それこーゆー時には不向きだよね?」

『じゃあ暗い○曜日で…………。』

「不味さが増してるから!!やめて!!」

自殺を促す曲については普通にお断りだ。

『え~、でもこれ、ゲームの第三のボスの時のBGMですよ?』

「一回しかプレイしていない僕には分からないけど苦情多かったんじゃない?」

『まぁ、ボスの名前が日曜日でしたからね。ここで死ぬ人とかは少なかったからいいじゃありませんか。一応それを聞いて亡くなった人はいますがほぼ迷信ですし。』

テクノは話が脱線しやすいんだな……。



とりあえずBGMはS○Oの一期エンディングとなった。



『まぁ、このゲームを作り出そうとしたのには世間的には言えないことだったわけですよー。正体不明の隕石が、社長の家の裏山に落ちまして……。その隕石がとんでもない物だった訳ですよ……。』

「とんでもないって………何が?」

『一応社内で付けられた名前は夢幻石。まぁ、この石は異世界を作り出すという感じだったわけで、それを初期コントローラーに組み込んで使ってたわけですよ。まぁ、空想や夢を現実に作り上げるとか夢を現実に反映させるとか。』

「それをあのゲームに組み込んでいたってこと?でもあれかなり小さいけど……。」

『あれが一円玉程度入っていれば半径30メートルは十分に反映されるぐらい強くて、しかもそれがものすごくでかかったから量産できたんですよ。』

テクノの話だとその隕石はワンルームのアパートの一部屋分はあったらしい。

『まぁ、クレーターとかすごかったはずですけど私有地ですからニュースにもなりませんでしたよ。』

「………で、初期ユーザーのコントローラーには夢幻石が組み込まれていた……と?」

『まぁ、技術の進歩を夢幻石で促したのか、全てプログラムで作れるようになりまして………で、マスター以外の初期プレイヤーはコントローラーから夢幻石を取り出すというメンテナンスをしました。まぁ、メンテナンスの告知などは全部ゲーム内でしか確認出来ませんでしたしね……。マスターが知らなかったのも仕方ないことです。』

「まぁ、まさか初期ユーザーとしてやろうとした人が丸々一年プレイしなかったのは異様だよね………。」

まぁ、環境的に仕方ないことだったけど。



『よーするに、マスターの体はゲーム内でのスキルの影響を受けているわけです。一応夢幻石の影響下ですし。』

「さくっと言ったなぁ………。」

とゆーかあのゲームってよくよく考えると危険過ぎじゃないかとも思ってしまう。




『で、そのスキルなんですけど、マスターのゲーム内でのスキル名はヒロイン・コレクションで、効果は……簡単にいえば変身ですね。』

「あれ?変身スキルって無かったような………。」

基本的に技なので、自信を強化するスキルはあっても自信の姿を変えるスキルは多分ないはずだ。

『そーゆー反則的なスキル持ちになる方法もあるんすよ。結構勇気いりますし。初期ユーザーにしかなれないですし。』


その条件はあのエラーで無理矢理やられたものと同じだった。

『初期ユーザーが、ネカマとかみたいに自分と異なる性別を選ぶこと。そして、そのままチュートリアルをとばすこと。こうしてできる種族をラグナロクといいます。まぁ、ラグナロクの噂は第4ユーザーが、出てきたぐらいに発生し、ゲームデータのリセットができないので、マスター以外のラグナロクは存在していません。』

「まぁ、スキルについては分かったけどこの体については?」

『夢幻石が現実に影響を与えますからね……。あの時マスターは自分の姿だったわけですよね?つまり、自分の姿が殺されたわけです。ブラッドナイフの正体はあの男ですから。尾産司。もし夢幻石が無かったらマスターは死んでいましたよ。』

意図せずに死にかけていたことをカミングアウトされ、思わず息わ飲んだ。

「それで、この体になったのは分かったけど、なんでこの体って1ヶ月ぐらいの感覚で変わるの?」

『もともと不安定な設定でそれを支える人格が無くなったんですよ。だからたびたび変わります。後、部屋についてですが、夢幻石の仕業です。この体ごとにある物を創造します。まぁ、簡単に言ってしまえば魔改造ですね。』

………もし両親が帰ってきたらなんて説明しよう……。

そう思った今日この頃。


両親ではない来訪者がやってくるのだった。

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