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birthday・time  作者: 架世 凪鎖
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ケルさんの過去話 副会長転校編

剣視点で始まってます。

私、鋭美 剣はケルル……日向 三狼のことが大好きだ。でも、素直に伝えられず、ケルルが来ないだろうと思う生徒会に入った。………監査として来てくれたけどね。

でも、そんなときにこの話が入って来たのだ。


「え…………お父さん………私、転校しなくちゃいけないの?」

「すまないな。父さんの会社の勝手な都合で。」

私は、この高校から離れる気が無かったので正直ここに残ると言いたかったのだけど、母さんもついて行くとも言い、一人暮らしもできないらしい。

「家は売らないで残すが、お前一人残すわけにもいかない。ここならすぐに編入できる。だから………な?」

私はそれに従うしかなかったのだ。



転校するのは三月の終わりだったので、役職についての心配はいらないらしいけど、ケルルと離れるのは…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………イヤダ。

ダッテケルルハカッコイイカラスグ二カノジョナンカデキチャウカモシレナイシソンナトコロ二ケルルをオイテイケナイ…………………………………………………………………。




だけど、今は親に逆らえず、私は私立当喜多学園に転校させられるのを受け入れたのだ。多分長期休暇の時は会えるだろうし。



でも、そこはオリンピックのための学園として有名なところだった。私は前のオリンピックで世界最年少で銅メダルを取ったのだから当然のように期待を持たれていた。

だけど私はオリンピック関係の学校に行かずにケルルと一緒にいたいから断っていたのに……。

学園に来たらすぐに留学させられて、ケルルのことがすごい心配になった。

ケルルのことを考えてボ~ッとしてて何回練習中にコーチ達をケガさせたことか………。



留学した町で、鍛冶家に行って、レイピアを作って貰った。

競技用のじゃあもし帰った時ケルルに群がる雌を殺せないしいたぶれない。ケルルは私のお婿さんなんだから…。



何回もナンパされたりしたが、私の心がケルルから動くはずもなく、何回も断っていた。

そでもしつこい奴らは大怪我させた。それでオリンピックにでれなくなればケルルの所に戻れるはずだと思いながら。



デモケッキョクニホンガワガモミケシテシマッタケドネ。

ドウシテモキンメダルヲトラセタイラシイ。

ナンデケルル二アワセテモクレナイノ?

ケルルガトラレチャウジャナイ。

ケルルハワタシノコイビトニナルンダカラ。

ワタシガケルルノコイビトニナッテ………。



鬱になりかけているとき、誰かの話し声が聞こえたのだ。

少し酒臭い。聞き耳を立ててみると、

「いや~、あの子を親を誘惑してあの高校に移らせておいたのは正解でしたね~。これで来年のオリンピックは金メダルが取れるでしょう。一個でも多く取りたいですからね………。」

「昔はバレーもソフトも狙えたが、今ではプロレスぐらいしか狙えんからなぁ。」

「あんのバドミントンの名プレイヤーが一児の母になり引退しおったからな………。」

「まぁ、親も娘が金メダルをとるのは本望でしょうからなぁ!!」

「そしてその後に私らの息子と結婚して玉の輿!!私らも強く有名な者を家に入れさせられて、一石二鳥ですなぁ!!」

「いやー、あんな美人を我が家に連れ込めれば、息子も幸せなもんだ!!」

「酒が上手なりますなぁ!!」


アァ、オトナノカッテナツゴウデケルルトハナサレタノカ…。

デモイイコトキイタ。

ケルルトコドモツクレバイインダ。

ソウスレバシゼンニアソコニイカナクテモイインダ。

ナンニンウモウカナ?

ケルルハヤッパリイチヒメニタロウダロウナァ。

デモシアワセニナレルナラナンニンデモワタシハコドモウムヨ?

ダカラマッテテ。

ケルル。

ワタシハスグニカエッテクルヨ。

デモ、モシカノジョガデキテタラ、ソノコ、コロスカラ。



私が18歳になった夏…。

私はストレートで前回の金メダリストも期待の新人も全て壊すように勝ち抜いて、金メダルをとった。

あのおっさん達から大量の金が送られた。どうやら自分たちの息子と結婚して欲しいという意の賄賂である。

でも、私にはケルルがいるの。

お金だけもらって、お断りした。他の骨は、何度も泣いていた。まぁ、なんとも思わない。私にはケルルだけあればいいから……。賄賂は公にしたくないとかという理由でもらい受けたままになった。汚い金ではあるけど、ケルルとのハネムーンには行けるだろう。世界一周とか……。えへへ。

両親は、「なんであんな大企業の子供と結婚して玉の輿に親も乗せるという親孝行をしないのか!!」と憤慨した。

だが、私が怒り狂い、そのまま両親に重傷を負わせ、一人ね日本に帰国した。親と縁を切ろうかとも考えたほどだけど。だって私のケルルへの気持ちをないがしろにしてあんな馬の骨と結婚しろなんて、馬鹿みたいじゃない?私の夫はいつまでもケルルだけなんだから……。


もうケルルも結婚できる歳だし、そのまま結婚しちゃおう!!

私はきらきらした目で帰国したのだった。

暑い暑い夏のことだ。








視点変更  (ケルさん高2)

「はぁ……剣が急に留学してもう何日たったんだろうな………。」

幼なじみがいないのは少し寂しいのだ。

「日向く~ん、先生を持ち上げてください~。」

「いや、他の人にも頼めるような……。」

「いーですから!!早く持ち上げてください!肩車でも抱っこでもいいですから!!」

「まぁ授業が進まないということはあまり良いことでないから手伝いますけど……踏み台もってきた方が良いじゃないですか?」

「踏み台重いんです……。」

「せめてそれもてるぐらいになりましょうよ………。」

「つーん。幼なじみさんがいなくなってようやく先生のチャンスがあるんですよ。」

「なんのことかさっぱり……。」

結局なにも分からないまま授業は終了する……そんな毎日だったのだった。

次回から本編に戻ります。

剣はこれからのストーリーに関わることもあるので、詳しく書きました。初のヤンデレキャラです。





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