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birthday・time  作者: 架世 凪鎖
11/43

生徒会監査登場

一応転校してきてから3日が経とうとしていた。

ノノは生徒会のまだ会っていなかった2人………湯空と丹波先輩にも顔合わせをして、今頃は3人で学食に行っていると思う。僕は会長のお昼用のどら焼きを何個か作り、暇どうやってつぶそうか考えていた。



生徒会棟の外に出てみると見覚えのある顔がこちらに向かって歩いてきた。灰色の髪を前側のみボサボサにしてアホ毛のような髪がぴんと立つような髪型て身長は182ほど。髪の色に合わせた縁の大きい眼鏡をかけ、その中の瞳はなぜそうなのかまだ聞けていないが、右目が銀色、左目が金色のオッドアイであり、生徒会監査委員長の……。

「ケルさーん。また監査ですかー?」

声を出したとき僕ははっとした。まだケルさんには僕が女になったことを知らないんだった。ちなみに美咲だけなぜか一発で僕と分かったらしい。理由はショタ本くれそうな雰囲気出していたかららしい。いや、僕はそんなにショタ本やショタアルバムを持っているわけではない。


「おかしいな……。俺をケルさんと呼ぶのは天埜御蔭しかいないんだが………。」

まぁこの人に正体がばれても問題はないと思うので本当のことを話す。ちなみにクラスメイトは僕の存在自体忘れているだろう。薄情な奴らだ。

「え~と、す、すいません……僕がその天埜御蔭なんです……。こんな姿になってしまいましたけど……。」

「そ、そうか……まぁ、ここの生徒会ならそんなことで動じてられないんだよな……。監査っつてもやる意味ねーよ。こんだけでかくしといてさ………。ムチャクチャすぎて監査する気すらごっそりと持ってかれたぞ……。」

とどうやら信じてもらえたらしい。


改めていうとこの人の名前は日向ひなた 三狼ケルベロスさん、名前を除けば生徒会の中で一番まともな人だ。一年生の時から監査をやっているらしく、今年で三年生で生徒会棟の大きさにようやく慣れたという人だ。


「つーかよ、姉さんが魔狼と書いてフェンリル、兄さんが二狼と書いてオルトロスってなぁ………8つめの子供できたらヤマタノオロチとでも名付けそうだったし妹も狼でやるのかと思ったら知梟でミネルバってなぁ………しかもミネルバは梟の名前じゃねーし。俺と姉さんは別の読み方でまだましだけど妹がかわいそうな気がするよ。」

「確かまおとじろうとさぶろうってそれぞれ読むんですよね?」

「基本的にそう呼ぶんだ、最初の二、三文字にさん付けで呼ぶのはお前ぐらいだよ。」

そう言ってケルさんは笑った。まぁ、苦笑いなのは分かりますが。

「妹はまだ小学生だけどな、心配だよ兄として……せめて美音にしてやれば良かったのに。」

「妹さん小学生五年生ですよね。お兄さんは大学一年生、お姉さんは結婚してて子供がいると……。」

お姉さんの年齢は聞かないでおく。そうしないとケルさんの命が危ない気がした。

「まぁ、姪はもうすぐ二歳だしな。名前は春の夜に生まれたからって夜桜って名前だ。よざくらって読む。今度写真見せてやるよ。」

そう言ってケルさんはまた笑う。

この人見てるとなぜか安心するんだよな、といつも感じる。

多分常識人だからだ、と僕はそう感じている。

「そろそろ昼休憩終わるぞ。」

「あ、ケルさん、授業の前にこれ持って行きませんか?会長が食べずに3個ぐらい余らせたので……。」

話し込んでいるうちに会長が来ていたのだが、食べきれないと言って僕に寄越したのだ。しかし僕は女になってから腹が膨れるのが早くなり、どら焼きが一人で食べきれないのだ。

それにこの施設のことはあまり公にしたくないのでケルさんは適任だった。

「すまねぇな、おっ、このどらやき栗入ってるじゃねーか。美味い!!」

会長は感想をあまり言わないので僕は少しうれしかった。


昼休憩が終わってからはいつも通り午後の授業が始まるのだった。あぁ、全ての日が半日なら良かったのに。午後の授業の始まりはそんな憂鬱と戦うことから始まるのだった。

次回はノノ視点の番外編です

監査はまたちょくちょく出てきたりこなかったり……

でも監査メインの番外編もやりたいと思っています

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