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birthday・time  作者: 架世 凪鎖
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生徒会棟紹介

今回は生徒会の活動場所の話です。


黒江に連れられる形で僕とノノは生徒会の活動場所である生徒会棟に来ていた。みた感じ三回建てで結構大きい。ノノは呆然としていた。まぁ、初めて来たのなら驚くのは仕方のないことだと思う。僕も初めて来たときはびっくりした。まぁ、自分から行ったわけではないんだけどね……はぁ……。



ここで室ではないのはこの学校の生徒会の特徴である。



生徒会の活動場所は昔は少しだけ大きい倉の中という感じだったらしい。それに腹を立てた初代生徒会長がその倉を棟として改築していったらしい。それから生徒会は力をつけ、中には生徒会どころか学校にさえ関係ないような設備が揃っている。例としてはケーキ屋と同じぐらいの調理場だ。僕はここで会長のお昼を作っていたのである。



殆どの生徒がこの生徒会棟の存在を知らない。知っているのは生徒会関係者ぐらいで、新任教師も知らない人が多く、一般的に校内では部室棟の使われてない部屋が生徒会だろうという噂がある。まぁ、生徒会の正式名称は生徒会執行部で部がつくからテキトーな噂では無いと思う。女の子になる前に聞かれたこともあるが、生徒会棟に生徒会以外の生徒が入り浸ると色々面倒なので言ってない。会長も同じ理由で言ってないが、残りの三人は違う。湯空は人に道案内できないので、クラスメイトの誰もが聞かないらしい。黒江は生徒会棟に男が入ってこないようにと教えていないらしい。僕と監査の人も男なのだが、生徒会関連の人なら良いらしい。僕にはお菓子作れとうるさいが、いつものことなのでと作ってやってた。丹波先輩はかわいい人以外を来させないように………だそうだ。みんな違ってみんないい。十人十色だ。


生徒会棟の一階は普通の高校の生徒会室のようなデスクが4つ固まっているのと、その四つから少し離れたところに会長用のデスクがある。


会長のデスクはデスクトップのパソコンが右端にあり、その横に書類などを書くスペースがある。このスペースは食事する時にも使う……という万能スペースである。会長はいつもここで昼食をとる。ちなみに弁当ではなく、その場で作られたものだ。作っているのは僕であり、会長は食べるだけである。五時間目が体育以外の時は基本的にお菓子を作るように言われている。まぁ、お菓子づくりは小学校からの趣味でもあった。だから趣味の延長的にやろうとおもったのだが……。不味く作らないよう苦労する苦労するで、今や本気になるときが多い。あの家の中には入らないような大きいオーブンなどがある。いつから置かれてるのか分からないけどちゃんと動くのでここから三年間の相棒と一年の時から慕っているのである。


僕のデスクは湯空の隣で前は黒江だ。

元々三段ぐらいの引き出しがあるところには小型の冷蔵庫が置いてある。中にはお菓子の材料で必要なホイップクリームや卵などが入れられている。牛乳などの冷やさないといけないものは大体この中に入れている。この中身は学校の生徒会活動資金(貯めに貯めてあって億を越している。昔から膨大なのだが、毎年使いきれずに貯まってゆく。)で買っているため自分のものと認識しないようにしている。


生徒会長になるためには、3つの試練?がある。

まず、成績。全教科平均の1.5倍の点数を取らなければ次に進めない。ちなみに1.5倍だと最高点を超える場合は100点満点

が条件になる。

2つめに志望動機を原稿用紙3枚以上でまとめて校長、理事長、教頭先生に認めてもらう。

最後は校内投票である。それで3分の1以上が賛成した場合に会長になる。まぁ、今ではそれをクリアする人がいないので成績優秀な人に任せるという話になりそれで丹波先輩や天紅佐織(現会長)が生徒会長をやっているのだ。


生徒会長はここまで面倒なくせに他の4つの役職は生徒会長の指名や承認だけでなれる。はっきり言ってそのルールが原因で僕はここに副会長として入ることになったんだけどね……。あぁ、なんで前の副会長は転校したんだろ……僕はそれだけが言いたかった。



話を戻そう。

僕はいつも通りデスクの椅子にかけてあるエプロンを付け調理場へ向かう。今日の会長のリクエストはモンブランなので急いで作る。調理場にも冷蔵庫があり、その中から下拵えの終わっている材料を取り出し、急いでかつ正確に作り上げる。会長は料理はできるにはできるらしいが材料や調理器具が無いので作れないのこと。祐一の話だと珍料理らしい。しかも不味くないという。僕は食べたことは無いけどね……。

ついでに湯空のおやつ用のドーナツ生地をこねておく。


「会長、お昼できましたよー。」

「あぁ、御蔭、すまんな。ところでそいつは誰だ?」

「杠ノノです。今日転校してきました。」

「まぁ、御蔭は副会長でお前は庶務として入ってくれ。」

「分かりました、って御蔭、この人は?」

「親友の姉で生徒会長の天紅佐織、傍若無人な感じの人だ。」



生徒会棟で昼休みを過ごすとあっという間に時間が過ぎて昼休みが終わって僕らは教室に戻った。


その日の帰り道、風紀委員長に注意されている黒江がいた。

なんで怒られているのか、事情を知ってそうな織田さんに話を聞いてみると……。

「無許可の焚き火だって。風紀委員って大変だよねー。」

それが風紀委員副委員長のセリフなのかと思うと生徒会としてどうかと思うよ……。




家に帰ると急にノノが希亜に変わり、色々言ってくる。

「私の引退の話ようやく取り上げられてるけどマスコミも元ファンもあのゲームに夢中だし……。おかげですぐに業界から逃げられたよ……。別の職業にしてまた売り出されかけたし……。」

「でも役者としてはいい方じゃなかったかな?あのゲームの実写ドラマ、希亜の役は絶賛されてたじゃん。」

「それは嬉しいけど……。元々自分からやりたくてアイドルやってた訳じゃないからね……そ、それに御蔭に会えないし……。」

少し赤くなる希亜。

ドラマでは原作の役と同じやり方でやっていて、原作のイメージを崩さないで終わったらしい。基本的に漫画やアニメになったものを実写ドラマでやってしまうと普通オオコケしてしまうことがほとんどだ。それに原作と役の形を変えてしまったり役にあっていない人にやらせたりするのが原因なのだ。それでも希亜は役を演じきった。


「わ、私は恋愛物のドラマはやりたくないって言ってたら結構な悪役をやらされたよ…それも男の役。」

「でもあのキャラは希亜に似てるよね……。」

「み、御蔭に言ってもらうと嬉しいような、でもなぜか別の意味も感じてしまうような……………………。」

そう言いながら希亜は笑った。

テレビで作っているであろう笑顔とは違う笑顔を僕にむけた。僕が男だったらすぐに抱きしめているだろうけど今は女なのでどうかなーと思っていると希亜の方が心を読んだかのように抱きついてきた。

「御蔭……………、また胸大きくなっているような……何でそんなすぐ大きくなっちゃうのよ!!」

トラウマが頭の中で繰り返される。僕痴漢とかにあってしまったら絶対に泣きそうになるな……お尻はまだ触られてないから分からないけど……。いや、絶対泣く。


その後放心状態になるまで希亜に揉まれたのだった。

もうお婿にもお嫁にもいけない気がする。

生徒会室だとこれから考えている展開では狭いためにこうしました。


次は新キャラでます。

まぁ、新キャラ出すときは○○登場というタイトルにする事が多いので、ここで言わなくてもいい気が…。


次回も楽しんでいただけたらと

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