日差
日が昇る。膝を抱えてうずくまってる俺に、窓からの光が突き刺さる。日差しが、まぶしい。
「終わったなー。」
衝動的に送信してから6時間。ずーっと俺はケータイに相対してた。と思う。途中意識が飛んでるから寝てたんだろうけど。
いつも返信早いだけに、遅いと無視されているという気しかしない。電源切ってんのかな。
ああ、彼女を好きになったのはいつだったかなぁ。一目見たときから、かわいいなぁとは思ってたけど。
決定的な何かとか無いな。いつの間にか目が追ってた。
で、告白されたときに強烈に思った。「俺この女のこと好きだったんだ!」って。
春休み直前に告られて、初デートは順調。
そして次の日。・・・なんで喧嘩するかな。
やっぱり会って話したほうがいいかな。しかし時計を見たら5時。尋ねるには失礼すぎる時間だ。
楽しかったデートのことを思い出して、自分を慰めるか。何喋ったっけ。印象的なのは・・・・。
『ねぇ、翼を持ったら何処へ飛びたい?』
その質問に俺、「彼女」って答えられずに太陽って答えったっけ。
『やけちゃうわね。』と言って笑った彼女の可愛かったこと!
こういうのを惚れ直すっていうんだろうなぁ。かわいかったなー。
やべぇ。逆効果だ。泣きたくなってきた。俺、なんて大きな魚を逃したのだろう。
ピロリン♪
ずーっと握ってた携帯が振動して、明るい着信音を流した。
大慌てで見ると、『全員に500円分のポイントプレゼント★』迷惑メールだ。
泣きたくなる。つーか、泣いてる。
ああ。俺。彼女のこと、好きだ。
大好きだ。
これぐらいで泣くなんて。
好きで、しょうがないんだなぁ。胸のあたりが痛むとか、少女漫画ならではの大げさな描写だと思ってたけど、リアルに痛い。いたい。
逢いたくてしょうがない。
俺は、パーカを羽織って衝動的に外に出た。
そういえば、風呂入ってねーな。とか思いながら。
俺、夕食も食ってねぇんだよな…。