表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 枯葉花
1/8

夕日

日がゆっくりと傾いた。太陽が部屋にオレンジ色の光を射す。俺と彼女は二人っきり。何人かで集まったことはあるけど、二人っきりは初めてだ。緊張する。無駄に部屋のカーテンを凝視したりしてしまう。

そして手を握ってる。握っていい?って言ったのは、俺だったか彼女だったか。

正直になると、彼女だ。女の方から言われるなんて軽くショックだったから、よく覚えています。はい。

今は、沈黙。さすがに二人で3時間は無理。彼女は沈黙が大丈夫なタイプで、今はケータイをいじってる。

俺は沈黙が駄目な上ケータイを忘れた。緊張して、最重要必需品を忘れるなんて。

だけど、彼女今男とメールのやりとりしてるんじゃないか。何て嫌な考えが浮かぶ。女でもちょっと嫉妬するかな。俺の方を見てほしい。

ケータイをいじってる彼女は冷たい横顔で、嫌だ。・・・笑ってケータイ見てても嫌だ。

合図のつもりで少し手を動かしてみる。

ちょっと間をおいて、彼女が顔をあげた。そして微笑みながら一言。


「ねぇ、翼を持ったら何処へ飛びたい?」

「へ?何、急に」

翼ってどっから出たんだ?

「ね。どこ行きたい?」

そりゃ、お前の所に。なんて答えられたら苦労しないな。

「え、・・・た、太陽?」


すると彼女は朗らかに言った。


「やけちゃうね」


ああ、俺はその笑顔に惚れたんだ。



俺は、意外とごついです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ