プロローグ
剣の騎士、盾の王子と世界は同じです。
戦争があちこちで繰り広げられている世界
しかしそんな状態だと言うのに繁栄している国はいくつもあった。
ここ大陸でも最強と言われている帝国は特に繁栄していた
「そのままじってしててください。」
「リミル様、リミル様がそこまでなさらなくても」
リミルと言われている少女が怪我をしている老人の足を
「トゥバイラにハーフライルを」
リミルは杖トゥバイラにキャピタルハーフライルを加えて光と共に老人の怪我が癒えていき
「ありがとうございます。リミル様」
「「「リミル様」」」
次々と怪我をしている人を治してリミルは帝都に引き返すことになり
「お疲れ様です。リミル様、しかしリミル様がじきじきにすることも」
「私はこの国の皇女です。それに私にしかこのキャピタルは使うことはできないのですから」
ハーフライルは特別なキャピタルのようでリミルにしか使えなくて
「それは、そうですけどリミル様には皇女としてもっとすべきことも」
「民のためにすることは他にもあるというのでしょう。イルドゥン」
イルドゥンはいつものようにリミルに言うが聞き入れないままリミルは国のために勉強をしたりなどをして
「まったくリミルは自分の立場をわかっておられるのか?」
「リミル様なら大丈夫でございます。それにここ数年はわが帝国には戦争を仕掛けるなんて愚かな国もありませんし」
「それは確かにな、イルドゥン。これからもリミルの護衛を頼むぞ。何があるのかわからないからな」
「わかっております。皇帝陛下」
イルドゥンは皇帝から直々に娘のリミルの護衛の任務を全うしていながら無茶をしないようにお目付け役でもあり
帝国はもう何年も戦争をしないまま特に仕掛けられることもないので大陸でも一番の国の平和とも言われていて
繁栄し続けて最強とまで言われている
「でも、他の国は今でも戦争しているのよね。」
「それは そうですけど今はそういう世界ですから」
リミルは他の国が戦争を続けていることに憂いていながらイルドゥンは仕方のないように
「わかっているわ。こうなったのもウェポンシステムが開発されたからでしょう。あれが原因で」
「それだけではないでしょう。もともと各地に火種が」
「でも、一番の原因はウェポンシステムよ。あんなものが開発されてしまったから、そして世界中に出回ってしまったから
各地の国を中心に争いが起きてしまった。もう何度も聞いたわよ。」
もう何度も繰り返し聞かされているようにリミルはイルドゥンに言い返すように
「しかしわが帝国にはアレがございますゆえ、この通り平和なのですよ」
「ウェポンシステムの元となった神武の一つ、エミレスライブね。」
りミルの持つトゥバイラもエミレスライブを元に作られたものでウェポンシステムが生まれる前からあり
始まりの時代からあると伝えられ帝国の繁栄の理由とまで言われていて、歴史のことを話しているところに
一人の兵士が伝令に
「リミル様、陛下がお呼びです。大至急とのこと ハーフライルの力をお借りしたいこのこと
「どうかなさったのですか?」
「それが、同盟国から帰還した将軍が奇襲を受け重体とのこと、陛下はリミル様に将軍の傷を癒して欲しいとのこと」
リミルは将軍の傷を治そうと兵に案内されるままに将軍の傷を治すために向かうことになった。