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底辺虫系JKの異世界冒険譚  作者: 怠惰な脳筋
第一章 転生胎動編
18/27

第17話 厄災の芽

 本編前に、虫系の魔物は全て【魔蟲族】と呼ばれる魔物系に分類されています。

 その【魔蟲族】の中に更に分類があり主人公が新たに"斬魔蟲族"に進化してない時点で四系統ありました。

 ちなみに主人公が初の"斬魔蟲族"の為、"現状"は主人公一匹だけです。ようはボッチですね。


________________________


【新魔蟲族、斬魔蟲族の設定が完了しました。コレより世界の言葉より全生命ヘの伝達を開始します。】


〚魔蟲族に新たな系譜の魔物が出現しました。コレを斬魔蟲族と定義します。〛


 それは唐突に人間、魔物、魔族、亜人、悪魔、天使、全ての脳内に直接"言葉"として伝えられた。

 魔物の中でも圧倒的な数と種類を誇りそれぞれの系譜の頂点に立つ4体の厄災たる"女王"によって完全統率された魔王や人間陣営、どちらにも付かず更にそれら二つの陣営に対抗可能な存在である。

 そんな最強最悪の魔物に新たな系譜が誕生した、コレにいち早く動いたのは人類の大国エネルフィシアであった。



エネルフィシア国・エネルフィシア城内:王の間


「現状はどうだ!!」

「新たな魔蟲族の台頭とは、ただでさえ魔王達の対策を講じねばならぬ時に、、、、、。」

「魔蟲族となると生息地域は恐らく、蟲過落迷の大洞窟か?」

 

 蟲過落迷の大洞窟、世界最大基本の広さと深さ、更に魔蟲族やその他無数の魔物達で独自の生態系を持った大洞窟である。

 その広さは、例えるならユーラシア大陸の面積と同等であり9つある大陸の内、3つを繋げている。

 

「王よ、魔蟲族と言えど新たに台頭した種族、恐らく繁殖もしていないでしょう。しかし早期に手を打たなければ均衡が崩れますぞ!あの虐殺蜂の伝承を知らないとは言いますまい?」


「我々エネルフィシアの騎士団がいれば恐れるに足らん!!王よ必ずや厄災の芽を詰んでみせましょう。」


 王に対して早期に現れた厄災の芽の討伐を望む神官がいた。

 自らの軍の強さを信じてやまない騎士団長がいた。



 虐殺蜂の伝承、千年前に魔王と人間国の全面戦争があった。しかしその戦場は魔蟲族の一系譜、毒魔蟲族のクイーンの生息地域であり魔王軍と人間国は双方大陸の蜂と女王一人の力によって甚大な被害を受けた。

 それだけである。それ以外の情報が無いとも言えるのだ。魔王軍も魔王も人間国の歴戦の英雄も絶対なる勇者も軍隊の生き残りも誰一人としてそれ以上の事など語らなかった。語れなかった。


 その伝承は人類のみならず魔王達すら恐怖させ以降千年の時を超えて恐怖という形で受け継がれている。

 魔蟲族が増えれば更に厄災が増えるのと同義でありそれ故に、一刻も早く取り除かなければいけない災いの芽であるとの主張それはある意味では間違いではなかった。

しかし

「新たに台頭した魔蟲族は現状放置せざるを得ぬであろう。」


 その言葉を数十秒の間を挟み口にした。確かに早期に芽を詰まなければ災いとなるだろう。


 しかしその災いの芽が現状あの厄災蠢く大洞窟に生息している以上迂闊に手を出せば厄災を刺激してしまうのだ。

 王は半ば、魔蟲族の新たな系譜の誕生に恐怖しながらも混乱し恐怖に呑まれる事なく冷静に分析していた。

 「新たな魔蟲族は確かに脅威である。しかしだからとて現状あの大洞窟には真の厄災が今も存在している。わざわざ今ある厄災を目覚めさせてはならぬ。」


 自らの国から直接厄災の巣穴を突くことはしない。それが王の意見であり決定であった。

 しかしだからとて何もしない訳ではない。

「アームスよ、奴隷達を連れ早期に厄災の芽の捕獲又は討伐を命ずる。」


「この俺がわけの分からん野郎をぶっ潰してやる。」


 玉座に座る王の視線の先にいる異彩を放つ姿の男がいた。名をアームスと言い筋骨隆々の身体付きにピッチピッチのスーツを着ているメガネをかけた男。

 異世界人と呼ばれているその男が王の間を後にした。

 

「異世界から来た者の中に穏便な者など誰一人として存在しない。あの男もそうだ。しっかりと見張るのだ暗部よ。」

「御意」

王の玉座、その影にいる黒ずくめの者がそう返答する。


(奴隷の犠牲は考えないようだな。あのクソったれの王は。)




………………………………………………………………


う〜んう〜ん

イナバウワー!!!

おっはようございまーす!!

 いやぁ気分がいいねぇ快調快調絶好調よ。久しぶりに夢の中で青空見たわぁ。

 転生してからずっと洞窟だからね。空を見て無いなぁ。

 まぁ良いや。

 そんな事より進化が完了したねぇ動きましょうか?

さぁ動け私の身体!!

 ベキバリバリバリバリバリバリィ!!


進化完了!!


 てか動こうとしたらなんか覆われてたな私の身体。

振り返ると地面に蛹の様な皮が落ちていた。

 なるほどね。見た目ごと変わる進化だと蛹になるのね。マジで私虫だな。

さてさて私の見た目はどうなったかなぁ?!

 私は近くの水溜りに向かい自分の姿を覗いた。

 色味は黒いねぇそこは変わらないけどまずシルエットがもうゴキじゃないのがいいね!!

 あとはかなり私大きくない?ゴキの時の大きさがどのくらいか分からないけど人の身長と同じぐらいの大きさはありそう。

 あとは鎌だよねぇ、鎌と言うかコレ、、、。刀では?ゴリゴリに刀みたいになってるんだけど?

 外側はマジで刀って感じ、てか刀で内側がノコギリみたいになってるね。殺意マシマシだぁ。

 さてもう待ちきれなくね?!!

だって新種族になったんだよ?私!!コレはすぐにでもステータス確認といきましょうよ!!

鑑定っ!!


ミニマンティス〘Lv1〙存在値2505

ステータス

HP:1200/1200

MP:400/400

SP:3500/3500

満腹度:3500/5000

平均攻撃能力:2500

平均防御能力:1500

平均速度能力:4000

平均免疫能力:1500

平均魔法抵抗:1450

取得済みスキル

ユニークスキル 「創造者」

エクストラスキル

「貪欲Lv2」「慢心Lv1」「速度高速加速Lv5」「免疫強化Lv5」「鑑定」

コモンスキル

「複眼Lv1」「動視Lv1」「気配感知Lv10MAX」「危機感知Lv10MAX」「物質感知Lv10MAX」「魔力感知Lv10MAX」「空間感知Lv10MAX」「飛行大強化Lv5」「大顎Lv8」「物理強化Lv1」「斬撃大強化Lv8」「HP自動大回復Lv5」「SP自動回復Lv1」「SP消費緩和Lv1」「食回復Lv10MAX」「言語確立」「記憶Lv10MAX」「高速演算Lv10MAX」「思考大加速Lv10MAX」「鑑定妨害Lv1」「集中Lv10」「統合Lv1」「苦痛大耐性Lv8」「痛覚耐性Lv9」「風耐性Lv1」「飽食Lv8」「攻殺Lv2」「要塞Lv1」「高持久Lv2」「味覚強化Lv10」「視覚強化Lv10MAX」「嗅覚強化Lv5「聴覚強化Lv5」「嗅覚強化Lv10MAX」「疫病Lv10MAX」


スキルポイント5300




 なんだこのヤケクソみたいな鬼強化は!!

 存在値が四桁超えたぞおい!!

高いフィジカルを持つとは書いてあったけど速度4000っていくらなんでも高すぎるわ!!

 カブトムシが泣くぞ!!

慢心補正がどれだけ効いてるのか分かんないけどエグすぎるわ!!

あとスキルがLvMAXになってるのがちらほらあるんだけど?

 凄まじいなスキルのレベルアップと私のステータスの大幅な強化が、、、、。

 異世界物でもびっくりの速度だよ?なんなら私殺せば殺すだけレベルアップ関係なしにステータス上がるからね?

 チートモードだよ?チート。

 あと気になるのが感知系スキルが新しいのちらほらあるのに既にレベルMAXなんだよね。

 ヤバくね?

大概の魔物に勝ててしまうよ?

 私が戦ったの主にネズミとカブトムシだけど、それ以外の魔物も多分勝てるよ?

 いきなり真正面から殴り合い可能になっちゃったよ?

あと今気づいた、、、、スキルポイントどうなってんすか?!!

進化ボーナスか?

前回なかったぞ?

四桁で渡してくんのかよ!!

大盤振る舞いすぎるってぇ!!!

、、、、、、、、てかさぁここまでいきなり強くなるとは思わなかった。

 だからこそ使えるんじゃないか?

 私の初期から存在するチートスキル確定のスキル「創造者」が、、、、。

 でもなぁどんだけ魂が削れるのか分かってないんだよなぁ。

 存在値5桁なってから使って見るか?

いやぁでもスキルポイント的にも使えそうなんだよなぁ。

う〜ん分からん。事前情報なしに使って良いものか?こういう時にグー〇ル先生がいれば、、、、って先生でも分からんか。

どうしよっかなぁ、、、、。

【個体、ミニマンティスの所有スキル「鑑定」より進化の要請を受諾しました。エクストラスキル「鑑定」が「言語確立」「記憶Lv10MAX」「高速演算Lv10MAX」「思考大加速Lv10MAX」「鑑定妨害Lv1」「集中Lv10」更にスキルポイント1000、一部魂を吸収、、、成功しました。

エクストラスキル「鑑定」がユニークスキル「知恵者」に進化しました。】



アガガガガガガ!!!

は?

え?

は?

 今ありのまま起こった事を話すぜ。グー〇ル先生がいれば創造者の事前情報が分かるのになぁとか思っていたら、、、、私のスキルが私のスキルとスキルポイント更に魂を吸収して進化しやがったんだ、、、、。何を言ってるのか分からねぇと思うが私も何をされてるのか分からなかった、、、、頭がどうにかなっちまいそうだ。


〘アーアーこんにちは、マスター私は「知恵者」です。〙


ホワぃ?!!

喋りかけて来たぁ!!

機械音声と人の声が合わさった様な声が!!

しかも脳に直接響くんだけど?!!

怖っ


〘そんな"脳が震える"だなんてアニメの観すぎですよ?〙


考えてることを読んできやがった。プライバシーの侵害だぁ!!

てかお前誰だぁ!!


〘私は、マスターのユニークスキル「知恵者」ですよ?さっき言ったじゃないですか?もう忘れてしまったんですか?〙


煽ってきやがるぞコイツ

ん?

待てよ?よくよく考えてみれば思考系スキルは獲得していたけどそこまで"私に"効果がなかったな。

そもそもいつの間にかあったしなんならスキルポイントも0だった。

さては、

(お前もしかして勝手に私のスキルポイント使って思考系スキル獲得した?)


〘…フッフフ、流石にバレてしまいましたね。マスターがボッチで可哀想だったので言語を確立しより高性能となる為に使わせていただきました。〙


ボッチは余計なお世話じゃ!!

てか高性能とか言ってるけどホントに高性能なの?ポンコツそうだけど?


〘全く疑い深いマスターですねぇ。 私はれっきとした高性能スキルですよ?まぁ疑うことは仕方ないですねマスター、ではマスターが今気になっているユニークスキル「創造者」の使用によって掛かる魂ヘの負荷に付いて解析してあげましょう。〙


マジか!!

そういうのができるんか!!


〘フッフフ崇めよカマキリ〙

 

 かくして私はステータスがインフレを始め、謎過ぎる自称高性能スキルを得てしまった、、、、。

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