従魔の進化後と冒険者ギルドでの話
前回の後書きで、最後は、従魔達の装備を整えると話しましたが、辻褄が合わなくなるので変更しました。
すみません(>人<;)
シャリスがこっちに来た?あぁ…カリナに色々仕込まれてたんだよね。メリナとナズナに服の着方を教えてくれるのかな?
シャリス「ご主人!メリナとナズナの面倒を見に来ました!性別が違うと「恥ずかしいからさせちゃダメよ」とカリナから聞いたので!私達はそんなの気にしないのに変わってますね」
「ありがとう!助かるよ!そうだろうね、魔物はそんなの気にするわけないよね…」
シャリス「最後の方、何か言いました?ご主人、服を出してもらえないですか?メリナとナズナに着させながら着方を教えるので!」
「あぁすぐに出すよ!好みが分からないから全部出すよ?着ない服はナズナにアイテムボックスに回収してもらって!やり方がわからなかったら教えるから」
シャリス「ありがとうございます♪ナズナがわからないと言ったら呼ぶのでそれまではハリスとボルトをお願いします!」
「分かったよ!手を出す必要ないと思うけどね(苦笑)」
ハリスとボルトもすぐに終わらせないで身体の感じやスキルの使い方の確認をしてるみたいだな。僕達だと援護する人が居ないと余裕がない魔物なんだけどな…
ジェネラル『クソ!俺が遊ばれているだと!?ふざけやがって!上級剣技・風神剣!』
ボルト『う〜ん…腰が入った攻撃じゃないから練習台にもならないな…お!やればでき…何だよ!踏み込み全然ダメじゃん!そんなんじゃうちの姉御に簡単にあしらわれるぞ!』
キング『速さでは、ここいら一帯でトップクラスの俺がついていけないだと?何なんだお前は!』
ハリス『遅すぎて、蠅が止まるぞ?これぐらい普通に出来ないと手を抜いてる姉さんの攻撃すら避けれないからな?』
ボルト『さ〜て!ご主人の方もひと段落ついたみたいだからもう終わらせるぞ?姉御に「何遊んでるの!」って怒られかねないしな?剣技・鎧貫!』
ジェネラル『ふん!初級の剣技など…な!?剣ごと!?グフ!』
ハリス『スキルと進化後の身体の確認と思って戦っていたがボルトの言う通りだな!姉さんに何言われるか分かったもんじゃない!終わらせるぞ!中級短剣技・乱れ桜!』
キング『先程の技より速いだと!?捌ききれ…』バタァ
ボルトのパワーと動きがゴブリンの時より格段に上がってるよ(汗)初級剣技のはずなのにジェネラルを一撃か…とんでもないな…ハリスもスピードが段違いに上がってて僕も目で追えないし、あの技は捌ききれないよ…しかもこの2人を余裕で完封するシャリスってどんだけ強いんだ?2回進化しただけでこれは、強過ぎるよ。魔王と敵対?してた種族だけはあるな。
「ハリス・ボルトお疲れ様!メリナとナズナの準備はまだ掛かるだろうから魔物の解体をやろう!魔石も取れるだろうから!」
ハリス「ご主人、全然疲れてませんよ?弱過ぎて進化後の確認がろくに出来ませんでしたよ!サイクロプスとかオークぐらいじゃないと話になりませんね!解体手伝いますよ!私も解体術欲しいですし。」
ボルト「マジ弱過ぎ!オークぐらいじゃ俺は物足りないな!オーガとかミノタウロス辺りなら歯応えあると思うけどな?俺は解体しやすい様に近場まで運びますよ!」
「はは(失笑)今度、奥地に行こうか!そうすればオークやオーガがいると思うから!ありがとう!早速やろうか!」
強くなるにしても程があるよ?この先どうなるんだろ、予想がつかないよ?冒険者ギルドにはどう報告しよう?皆見たことない種族だしカリナに相談してみるかな?
シャリス「ご主人!メリナとナズナの準備出来ました!改めて挨拶させるのでよろしくお願いします!」
メリナ「ご主人!今までありがとうございます!これからは解体は私がやりますので野営する段取りだけをお考え下さい!後…(チラッ)その…野営の仕方も教えてくれると私も嬉しいです!」
ナズナ「ご主人様!今度からは洗濯しなくて大丈夫です!私が生活魔法を使える様になりましたので"浄化"や料理をする為の火起こしもできる様になりました!活躍できると思います!後、アイテムボックスも使えるのでご主人様と一緒に買い物に出られたら嬉しいです(照)」
シャリス・メリナ「こら!抜け駆けするな!」
進化したら騒がしくなったな!でも何で照れてるんだろ?そろそろ解体も終わるし今日はここまでにして一旦街に帰ろう!ギルドに報告と相談しないとだし
「皆聞いて!今日のレベル上げと進化の確認はここまでにして一旦帰ろう!装備も見直さなきゃだし。」
全員「はい!」
ーゴロスル冒険者ギルド受付ー
カリナ「アリストおかえり……え?…人?…肌的に魔物よね?シャリスちゃんはわかるけど…皆進化したの?」
「そうなりますよね…皆進化したんです…それで相談したい事があるんで「おお!文献でしか見た事がない魔物がおるではないか!」え?誰の声?」
カリナ「ギルドマスター!」
バラッシュ「はっはっはっ!驚かせてすまんの!儂はギルドマスターのバラッシュじゃ!まさかこのギルドで文献にしか載っとらん種族を目にする事になるとは思わんかったから話しかけたのじゃ!君が最近噂になっとるアリスト君じゃな?」
「はい!そうです!初めまして!ギルドマスター!」
バラッシュ「ここで立ち話もあれじゃから、儂の部屋で話をしよう!従魔も連れてきて構わんよ。ついてきてくれ」
「ありがとうございます!皆行くよ!」
従魔達「はい!」
ーギルドマスター室ー
奥に書類が沢山置いてある机があり、その手前には、ソファが対面でおいてあり、その真ん中に同じ高さの机がある部屋に案内された。
バラッシュ「ここが儂のギルドマスター室じゃな、そっちのソファに腰掛けてくれ、従魔達は座るなり後ろに立つなり好きにしてもらって大丈夫じゃよ」
「わかりました!皆どうする?」
従魔達「背後に立ってます!」
バラッシュ「相談事とは、従魔達の事じゃろ?何か問題でもあったのかの?」
「ギルドマスター「長いじゃろうからバラッシュで構わんぞ?」それじゃバラッシュさんで!えと、文献で見たと仰ってましたけど、どれくらい知ってるんですか?」
バラッシュ「そうじゃの…そんなに詳しく書かれていたわけじゃないのじゃが、体長は成人した人間と変わらない大きさで、オーガと同クラスの力を誇り、スピードはコボルト種に引けをとらぬと書かれておったの、実際はどうなんじゃ?」
「そうですね…力はまだわかりませんけど、スピードはとんでもないですね!全体が見れる距離で見てたのに速過ぎて目で追えませんでしたよ。実力だと、今日、従魔達がコボルトジェネラルとコボルトキングを討伐したんですけど、弱過ぎて話にならないと言ってました。」
バラッシュ「なんと!?そ奴らは最低でもBクラスパーティ複数かAランクのパーティで挑まんといかん魔物じゃぞ!?それらが弱過ぎて話にならんとは…それらの討伐証明部位は持ってきておるかの?後、アリスト君の個人ランクは今どれくらいなんじゃ?」
「僕も目を疑いましたよ!部位はアイテムボックスに入れて持ってきてます!ランクはCですね。相談と言うのはランクの事なんです。オークだとBランクじゃないと討伐クエストが受けれませんし、オーガは最低でもAランクじゃないと討伐クエストが受けれないですよね?それで僕は後どのくらいクエストを達成しないとなれないのか聞きたかったんです!」
バラッシュ「そうじゃの…ここだけの話なのじゃがBランクまでは儂の一存で上げる事は可能なのじゃが流石にAランクは無理じゃの…ここのギルドは言わずもがな他のギルドでも認めてもらい昇格試験を受けてもらって合格してもらわんといかんのじゃ…特例として貴族と王族に認められ昇格する事も出来るがそれは滅多にある事じゃないからのぅ…今出来る事は、Bランクに儂が上げてやり、クエストをこなして名を上げて昇格するしか道はない!こればかりはすまん!」
「バラッシュさんの一存でBランクに上がれるんですか!?よろしかったらお願いします!正直森の奥地に行ってオークやオーガを討伐しに行く事は可能ですけど証明部位の提出や素材の売却をする時に怪しまれる可能性があるのでどうしようが悩んでたんです!」
バラッシュ「従魔達ならそれは可能じゃろうな!ただ、何も相談せずに実行していたら間違いなく疑われておったのう。本当に君と従魔達で討伐したのかとな!そこでじゃ!いくら儂の一存でBランクに上げれると言っても、実力の確認もせずに上げるわけには行かんから2日後に実力確認の為の試験を行うことにしよう!同行者は副ギルドマスターに行ってもらうからそのつもりでおってくれ。流石に儂がギルドを空けるわけにはいかんからの」
「あの…恥ずかしながら誰が副ギルドマスターなのか知らないんですけど教えてもらえませんか?」
バラッシュ「なんと?いつも話しておったのに聞かされておらんのか?カリナ君じゃよ!副ギルドマスターになったのじゃから受付に立たなくても良いんじゃよと言ったのじゃか…「初心を忘れたくないので」と言ってきかんくての…困ったものじゃ…」
「え!?カリナさんが…驚きです!言ってくれれば良いのに」
バラッシュ「君も一杯食わされた様じゃの!時間は朝の1の刻じゃ!内容もその時に話そう!健闘を祈っておるぞ!」
「わざわざ相談を聞いてもらいありがとうございました!頑張ります!」
ギルドマスター直々に相談にのってもらえるなんて思わなかったな!しかもカリナさんが副ギルドマスターだったなんて…ホントに言ってくれれば良いのにまったく!時間も遅いし装備は明日だな、シャリスの武器も明日仕上がってるはずだから、それの受取する時に買えばいいな、今回の素材の売却額は金貨100枚になったんだ!コボルトの皮は二束三文だったけど、ジェネラルとキングの皮は高級品らしくて、ジェネラルは40枚、キングが60枚の値がついたんだ!ここまでの儲けは初めてだったから心の中で舞い上がったよ!
最後までお読みいただきありがとうございます!
次回は今までアリストが所属していたパーティ視点の回にしたいと思います。あんまり話すととネタバレになるので話しませんが、少しだけ、余り激しい表現をしませんでしたが、アリストはかなり雑務関係で貢献していたのと、従魔による戦闘サポートも邪魔ではなく貢献していた。とだけ話しておきますね!
次回も読んでいただけることを切に願います!ではでは(=゜ω゜)ノ