プロローグ
ー鍛治の街ゴロスル冒険者ギルド内酒場ー
バッツ「アリスト!今までは料理番や荷物持ち色んな雑事をこなしてくれていたから大目に見てたけど流石にもう面倒は見れないからお前を追放する!」
「そんな!なんで!?」
バッツ「皆、それぞれ収納鞄を手に入れたし、料理が出来る専門の荷物持ちが仲間に入ってもらえる事になったんだ!俺達はもうBクラスからAクラスに上がれる所まで来てるんだ、正直お前はもうお荷物なんだよ、これまでありがとう、他を探してくれ」
俺の名前は、アリスト、テイマー職なんだけどゴブリンしかテイム出来なくて、色んな雑事もこなしていたんだけど、それなら、専門職の者を仲間に入れた方が良いってなって、お世話になっていたパーティを追放されてしまったんだ。これでも冒険者個人ランクはCで使役してるゴブリン達も頑張って戦闘補助をしてたんだけどな…クヨクヨしてもしょうがないからこれからのことを考えよう!うーん、使役数を増やすよりゴブリン達を成長させて、そこから使役数を増やした方が良いかな?ゴブリンだけでもやれるって所を皆に見せてやる!!
ー鍛治の街ゴロスル外周部森林地帯入口ー
ここいらはコボルト達がよく出現する所で使役してるゴブリン達も余裕って訳じゃないけど倒せるからいい経験値稼ぎになるだろ、ってわけでリーダー格のゴブリンを呼ぶか
「シャリス!こっちに来てくれ!」
シャリス『ゴシュジン?キョウハタンドク?ホカニンゲンハ?』
「あ!教えてなかったね…また、追放されたんだよ。だから、まずは僕やシャリス達をレベル上げして、仲間の数を増やすか、また、入れてもらえるパーティを探すか悩んでるんだ」
シャリス『マタ、ヒトリ!シャリスタチガンバッテゴシュジンタスケル!』
「ありがとう!シャリス、僕も強くなって、皆を見返すんだ!」
アリストはまだ気づいていない…自身がテイムする事が出来る種族を…ゴブリンだけじゃなく鬼種族全般である事に!
この物語は落ちこぼれだと思われていたテイマーが成り上がっていく物語である。