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ワールドフレンドウォーズ  作者: 冬こもり
最後の戦の準備期間
97/139

5人目の仲間と古代樹の強化を!

【岩盤の秘密基地】


《ロビー》


「嘉帆、座れる?」

「大丈夫……」


大丈夫…ではなかった。さらに顔色が悪くなって血が口から出て死にそうになっていた。


「処置して貰ってからかなりやばくね?あの処置した人は大丈夫だったのか?傷口が開いてるよ…巻かれている包帯から血が滲んでるし」

「こんな状態なのに良く許可を出したわね…看護婦さん」

「嘉帆ちゃんより手の掛かるのが居るらしいからな…それに《医務室》に居る方が危ないからだそうだ」

「それマジか?アニキ」

「あぁ」

「絶対に医療の場に行きたくないぞ」

「嘉帆さんは暫く基地で療養ね」

「仲間になったから嘉帆の部屋が出来てるわよね」

「部屋に運ばないとね…私といなりで寝かせてくるわ」

「自分で歩くよ」


スッと立ち上がり少し歩いて足取りもしっかりしていたがイルゼが歩くのを阻止するために羽交い締めにしたら「ぐはっ」とさらに吐血した。


「思いっきりヤバい状態じゃないか。……任せて良いか?」

「弥一郎さんと武治はこれからの事を話し合うための準備しておいて貰えるかしら?」

「おう!任せとけ!」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



【岩盤の秘密基地】



《嘉帆の部屋》



「っ!」

「わわっ…ごめん」

「大丈「大丈夫じゃないでしょうに…体の包帯ほつれてるから絞め直すわよ?」

「…うん…ありがと」


服を整えさせて包帯を新しく変えたりほつれている包帯を直したりして嘉帆をベッドに寝かせた。


「イルゼ、嘉帆が無理しないように監視よろしく頼むわよ?」

「(・_・)」

「嘉帆さん。ちゃんと寝てるのよ?」

「わかってる」

「これなら心配無さそうね」


あたしと沙葉は嘉帆の部屋から出たがロディーヌが挂帆の部屋に残りふせをして動かないのでそのまま監視としてロディーヌも残した。


「嘉帆の部屋はシンプルな部屋だったわ」

「どれだけ濃いのよ。私たちの心の中は…まぁロディーヌも残ったし安心ね」

「(それって精神的にきつくない?)…さて会議室に向かいましょうか」

「ふたりか首を長くして待って居るでしょうからね」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


【岩盤の秘密基地】


《会議室》



「さて、これからの予定を話しましょう」

「……今の所の予定はロゼッタとオウカを【最終進化】させることだけど何か情報掴めた?」

「それが…図書館とか回って図書館の館長さんとかに資料とか漁って貰ってるけど情報は無い」

「俺も色んな街を回ってるけど情報を掴めなかったな」

「それよりいなり」

「何かしら?沙葉」

「【聖星の古代樹】のイベントは良いの?」

「それなら始まりの街に戻る前にアイテムを渡して謝罪も貰ったわ」

「早いわね…顔色悪いのそこで何「残りは【深海の雫石】よ」


いなりははぐらかした。実は【夜空の聖域】に向かう途中に大乱闘をして大怪我を負っていた嘉帆を激しく揺らした事を。


「それ沙葉が持ってなかったけ?」

「腐るほど持ってわよ」

「智世さんは?」

「【深海の雫石】を使ってマイホームを改装してるから無理って言われたわ。沙葉が持っているのも欲しいって言うぐらい使うらしいから」

「智世さんらしいな。【深海の雫石】は海に潜らないと取れないんだろ?」

「えぇ、取れないわよ」

「沙葉さんや」

「なんだね、いなり殿」

「ワシに【深海の雫石】を譲ってくれないかのう?」

「良いわよ」

「……えっ貰っても良いの?渡さないって言いそうだけど?」

「いなりはそう言って欲しいの?」

「いいえ、まったく」

「ほら、持って行ってあげると良いわ」


いなりは沙葉から【深海の雫石】を貰った。


「いつまでもプリプリ怒っても無駄だし…それに東陣営が強化されるなら構わないわ。あの少年とドラゴンも反省してるだろうし」

「と言うことは沙葉はお留守番ね」

「えぇ、ロディーヌが嘉帆さんの部屋から動きそうにないもの」

「それなら少年とドラゴンの成長イベントに進展があるようなら「あたしも連れていって!」って稔さんから言われてるから」

「あぁ~情報屋さんの血が騒ぐだっけか?」

「今回は俺たちも一緒に行かせてくれ」

「聞かなくても大丈夫よ、弥一郎さんは相変わらず律儀なんだから。あたし達はパーティーを組んでるんだから」

「アニキ、マジか」

「嫌なら沙葉さんたちと一緒に残っても良いんじゃないか?」

「アニキそんな事言わないでくれよ」

「そう言うところが武治って女見たいよね」

「そうそう。ネチネチネチネチと言い方がね」

「くっ…そう言うお前たちは逞しくなりすぎだヨ!」

「まぁまぁ…その辺にな3人とも」

「それじゃ、留守番よろしくね。沙葉」

「うん」

「何かあったら連絡頼むよ」

「その辺は抜かりなく」

「今日は全員で夕食が取れそうだから、その辺よろしく!」

「確かに…今日は豪勢にいこうかしら?」

「マジか!」

「なら夕飯楽しみにしてるわね」

「えぇ、腕に寄りを掛けるわ。だから気を付けてね」



今回は弥一郎さんと武治とゲストとして稔さんを途中で回収して【夜空の聖域】に向かった。


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